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「これより小さい針の穴はない」

Posted August. 12, 2006 10:22,   

韓国の代表的な親孝行種目のアーチェリー。国家代表になるのが五輪で金メダルを取るよりも大変だという話はうそでない。

12月、カタール・ドハで開かれるアジア大会に出場する国家代表8人(男女それぞれ4人)を選ぶ評価試合でもそうだった。

8人のリストの中に女子世界ランキング第1位の李ソンジン(全北道庁)の名前は抜けていた。李ソンジンは1、2次評価試合の時、早々と脱落した。

ファン・ドハ大韓アーチェリー協会常勤副会長は、「男子もそうだが、女子は第1位から第12位くらいまでは、実力が紙一重の差だ。その日のコンディションによって順位が変わる」と言う。

ひとまず太極(テグク)マークをつけたといっても、油断はできない。

むしろ、競争はこれからが本番だ。アジア・オリンピック評議会(OCA)は、アーチェリー個人戦に一国から2人ずつ出場できるようにしている。4人中2人だけが個人戦に出ることができ、残り2人は団体戦にだけ出場するのだ。

それに、選手たちは12月まで絶えず模擬試験を受けなければならない。1カ月に2回行われる内部評価試合ごとに点数を付け、これを反映する。

協会は、国家代表評価試合30%、内部評価試合30%、大会組合わせ決定戦30%、指導者点数10%を合算し、個人戦に出る2人を最終的に選ぶ。

一方、今回選ばれた8人は、24日から9月2日まで、中国北京で転地トレーニングをする。アジア大会を超え、03北京五輪まで念頭に置いた転地トレーニングだ。

現地のアーチェリー場を踏査した協会は、風向きと地形がドーハと最も似ている場所を借り、早目にトレーニング場を作っておいた。そして、時間のあるたびに、そこで現地適応トレーニングをさせる予定だ。

やさしそうに見える韓国アーチェリーの金メダル・レースは、このような隠された努力の中で誕生するのだ。



uni@donga.com