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[オピニオン]経済学者らの苦言

Posted August. 11, 2006 04:41,   

「神様は『差別化の圧力』を通じ、成功に対する人間の欲望と虚栄心を刺激することで発展を成す。人間は差別者である神様の機嫌をうかがい自ら成功する者に選ばれようとする、弱いがエゴイスティックな存在だ。発展することのできない国々は、差別化の理に逆うことで、自ら助ける者をきちんと選り分け、差別(優待)できる世の中の神様たちを失ったからだ」。

◆「経済学界のミスター苦言」と呼ばれる左承喜(チァ・スンヒ)ソウル大国際大学院教授が「平等主義の批判、神様」について言及した。9〜10日に開かれた韓国経済学会の国際学術大会でのことだ。2000人余りの経済学者が会員となっている韓国経済学会は、文字どおり韓国の経済学界を代表する。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)ソウル大前総長が会長であり、前には朴昇(パク・スン)、金世源(キム・セウォン)、金秉柱(キム・ビョンジュ)、鄭暢泳(チョン・チャンヨン)、柳莊熙(ユ・ジャンヒ)、金仁基(キム・インギ)、李在雄(イ・ジェウン)などの学者らが学会を導いてきた。今大会の主題は「すべての人のための繁栄」だ。このため左教授の処方が「差別化」というのは一見逆説的だ。

◆しかし、左教授は主張する。「栄えようとすれば栄える人をもっと優待しなければならない。みんなが同様にはならないが、みんな発展して成功する道に向かわなければならない。脆弱で貧しいから助けるという『社会政策』も、今や自ら助けて成功しようと努力するから助けるという『発展政策』に変わってこそ、陰の人々を陽の世界に導き出すことができる。これが21世紀に真の意味の福祉を実現することができる道だ」。

◆李成太(イ・ソンテ)韓国銀行総裁は今大会で「労働界の集団利己主義と低負担・高恩恵の福祉要求など『先進国病』が広がっている」と指摘した。04年に開かれた前回の大会で安国臣(アン・グクシン)中央大学教授は「現政権が左派のわなにかかっている」と述べ、李承勳(イ・スンフン)ソウル大教授は「GEのジャック・ウェルチ会長も韓国では成功することができなかっただろう。出資総額制限などの規制、反企業情緒、利益の社会還元要求などが企業家革新を阻害しているからだ」と語った。しかし、政府と労組と国民が苦言を飲み込まず、吐き出すばかりでは「口に苦い薬が体に良い」ことはあり得ない。

許承虎(ホ・スンホ)論説委員 tigera@donga.com