Go to contents

増えるばかりの再審請求、背景に「司法不信」

増えるばかりの再審請求、背景に「司法不信」

Posted August. 02, 2006 03:01,   

今年6月30日、大田(テジョン)地裁に立ち入ったイム某さん(63・女)は、苛立ちを隠せなかった。イムさんは11年前の1994年12月、この裁判所で誣告(ぶこく)と詐欺未遂の疑いで、1年6ヵ月の実刑を言い渡された。イムさんは1992年、不動産仲介業者から購入したマンション入居権をもらえなくなり、同業者を訴えた。しかし、逆に、イムさんは誣告の疑いで拘束起訴され、9ヵ月間の収監生活を余儀なくされた。

イムさんは出所後、自分の裁判で偽証をした6人を訴え、2002年、この6人は全員有罪判決を言い渡された。これを根拠に大田地裁はイムさんの再審請求を受け入れて、同日、最終判決公判を開いた。裁判長がついにイムさんに無罪を言い渡すと、イムさんはこらえていた涙を流した。

イムさんのように、既に確定された判決を不服として、再審を請求する例が毎年増え続けている。これは、最近相次いで発生した法曹ブローカー事件などの影響で、司法に対する不信がだんだん拡散しているためだと、専門家らは指摘する。

本紙が最高裁から入手した01年1月から今年5月までの「再審請求および処理現況」によると、民事事件の再審請求は01年=544件から03年=576件、昨年640件へこの4年間100件近く増えた。

刑事事件の再審請求件数は、01年=247件から03年=423件へ大きく増えたが、昨年371件へやや減ったものの、今年は400件を超えるものと見られる。

しかし、再審を承認する件数はかえって減少している。民事事件の場合、02年231件の再審請求が裁判所に受け入れられたが、昨年は133件のみ再審を承認した。刑事事件の場合はさらに少なく、03年97件が再審に入ったが、昨年は42件のみが再審の承認を得た。

この5年間、民事事件では、再審を通じて148件の裁判結果が覆された。刑事事件では、有罪判決を受けた178件の被告に無罪判決が言い渡された。

ソウル大学法学部のハン・インソプ教授は、「司法の判断を信頼できないという意味として受け止められる。司法が悔しい思いを晴らすためでも再審に対してさらに開かれた姿勢を取るべきだ」と指摘した。



dnsp@donga.com