早ければ2010年からソウル市内の中学生は、本人が希望する一般系(文科系・理科系など)高校を選んで進学できるようになる。
ソウル市教育庁は、学区内で一括的に抽選、配分する現行の人文系(文科系)高校の配分方式を、生徒に希望学校を優先的に選ばせる方式に変える案を進めている。これは、ソウル全域を11の学区に分け、学区内居住地から近い高校に生徒を配分する現行の「学群制」を抜本的に変えることであることから、様々な変化や影響が予測される。
教育人的資源部とソウル市教育庁が16日伝えたところによると、市教育庁は、一般系高校を志願する生徒の学校選択権を拡大させる案を作るために、東国(トングク)大・朴富権(パク・プグォン)教授に依頼した「ソウル市・後期一般系高校選択権の拡大策」の研究結果に基づいて、施行策を検討している。市教育庁はそれを土台に20日、公聴会を開き、各界の意見を聴取、取りまとめた後、8月まで施行の可能性と保護者の満足度などを把握するための「学生配分シミュレーション」を行い、具体的な施行の時期・方策を講じる計画だ。
同庁は、研究チームが提案した、△単一学区−一般学区をそれぞれ2回選ぶ案(第1案)、△中部学区(共同学区)−単一学区−一般学区をそれぞれ2回選ぶ案(第2案)、△統合学区を3回選ぶ案(第3案)、△一般学区−統合学区をそれぞれ2回選ぶ機会を提供する案(第4案)−−など4の案のうち、第2案を有力視し、検討中であるもようだ。
単一学区とはソウル全体の高校、中部学区とは都心から半径5キロ以内にある学校と龍山区(ヨンサング)に所在する学校を合わせた37校、一般学区は現行の居住地中心の11学区、統合学区は隣接している2の学区をそれぞれ意味する。第2案の「中部学区−単一学区−一般学区」は段階別に希望する学校2校ずつを、優先順位に基づいて記入させた後、抽選し配分する方式だ。同案によると、中部学区は、募集定員の一定の割合を第1、2志望として受け付けた後、抽選し配分する。
ここで配分を受けることができなかったり志願しなかった学生を、順に単一学区と一般学区でも同じ方式で学校を配分する。3段階でも配分を受けられなかった学生は、一般学区ととなりの1つの学区をくくる統合学区で、成績と通学距離などを考慮し、最終的に配分するようになる。ソウル市教育庁は「第2案は現行の学生配分制度にソウル全体の単一学区の概念を加味したもので、内容の変更が最も少なく、学校を選ぶ機会を多く与えることができ、最も現実的だ」と説明した。
しかし、学生と保護者に学校を選ぶ機会を与える場合、好まれる学校と忌避される学校が明らかになって学校間の格差が大きく広がり、平均通学距離が長くなるなどの副作用も予測されている。ソウル市教育庁関係者は「教育委員長が『私の任期内には学区調整がない』と述べており、少なくとも3年前に政策を予告すべきだという点から考えて、現在の小学校6年生が高校に進学する2010学年度から適用できるだろう」と述べた。
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