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ワシントンでFTA反対デモ

Posted June. 05, 2006 03:16,   

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韓米自由貿易協定(FTA)第1次交渉を二日後に控えた3日、160名あまりの政府交渉団と交渉反対遠征デモ隊が、共にワシントンに入った。

5日から9日まで進められる第1次交渉は、相互交渉戦略などを確認する探索戦の性格が強い。

第1次交渉では、金ジョンフン外交通商部大使が首席代表として参加し、米通商代表部(USTR)と国務省をはじめとする政府機関で、農業、繊維、通信など22分科に分けて進行される。米側交渉団は60名規模だ。

崔鉊泳(チェ・ソクヨン)在米韓国大使館経済公使は2日の記者会見で、「韓国はコメ市場など農業分野の防御に主力をつくし、米国は繊維など工業製品保護に積極的に乗り出すものとみられる」と話した。

今回の交渉団には、専門通訳士5、6名も含まれている。ある関係者は、「通信、医薬品などの分野で高度の専門性を備えた交渉団が参加するが、交渉団全体が落ち着いて、共通した理解を得るため、意図的に通訳を利用する」と話した。第2次交渉は7月にソウルで開かれる。

一方、韓米FTA阻止汎国民運動本部所属の一部遠征デモ隊は、ワシントン空港の検索過程で、「入国目的」が問題になる可能性が高いと判断し、ニューヨークなど第3の都市を通じて入国したという。

計50名ぐらいの遠征デモ隊は、米国内の韓国人市民団体所属会員100名あまり、米国の反戦人種差別運動団体である「ANSWER」所属会員数百名と連帯し、4日午後から、ホワイトハウスの周辺でデモを始めた。

遠征デモ隊の関係者は、「韓国人の一部がFTA交渉に反対するというメッセージを伝えることがデモの目標だ。平和的なデモになるよう最前を尽くす」と話した。

同日のデモには、デニス・クチニチ議員など、民主党所属の一部下院議員も参加した。同下院議員らは、FTA締結で仕事先の減少を懸念する米国内製造業者労組の立場を代弁した。

しかし、民主党指導部は先月、ジョージ・W・ブッシュ大統領に書簡を送り、「韓米FTA交渉は、韓国の自動車市場に対する可視的で意味ある接近が保障される方向へ、向わなければならない」と訴えたことがある。



srkim@donga.com