野党ハンナラ党の朴槿恵(パク・グンヘ)代表の顔を文具用のカッターナイフで切りつけたチ・チュンホ(50)容疑者が23日、殺人未遂および公職選挙法上選挙自由妨害の容疑で逮捕された。
チ容疑者は同日、ソウル西部地方裁判所で開かれた逮捕令状実質審査で、「初めは、呉世勲(オ・セフン)候補を念頭に置いていた」と話し、ハンナラ党の呉ソウル市長候補を襲うつもりだったことを明らかにした。
これに対して、同事件を捜査中の検・警合同捜査本部(本部長=李承玖ソウル西部地検長)は、「チ容疑者の友人のチョン氏は、チ容疑者が犯行の3、4日前から、『呉世勲を襲う』と言っていたと話した」と明らかにした。
また合同捜査本部は、毎月政府から受け取る生活補助金18万ウォン以外に公式の収入がないチ容疑者が、高価なデジタル・マルチメディア放送(DMB)携帯電話を購入した月に、15万〜18万ウォンの通話料金を支払うなど、金づかいが荒かったという周囲の人々の話しにより、チ容疑者の資金の出所を調べている。
一方、チ容疑者が朴代表を襲った直後、遊説場で暴れた朴容疑者(54)に対する逮捕令状は棄却された。






