貿易会社K社のアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ支社に勤めているY氏(38)は「1日に数十回も、一体世の中はどうなってるんだろう、と思ってしまう」と語った。韓国の中年女性たちが団体でドバイを訪れ、ゴルフをしたり不動産投資の対象を物色したりしている姿から、80年代にソウル江南(カンナム)地域で見られた「不動産成り金の奥様たち」を思い出すということ。
実用主義の経済改革で世界の資本を吸い込んでいる湾岸の経済都市、ドバイに韓国の不動産投機の女性たちが詰めかけている。昨年8月31日に発表された「8・31不動産総合策」以降、韓国内で委縮している不動産投資家たちがドバイへ向かっているという分析だ。
財政経済部(財経部)が24日伝えたところによると、韓国人がドバイを含むUAE全体で、投資の目的から不動産を取得したケースは、これまで35件、7900万ドル(約750億ウォン)だ。財経部当局者によるといずれも企業や法人の投資であり、まだ個人が申告したケースはない。
だが、ドバイで不動産仲介会社を運営している朴氏は「個人が海外で不動産を取得する場合、その大半が現地法人や駐在員を通じて違法的に行われている」と話し、「昨年末から韓国人、とりわけ中年女性からの投資関連の問い合わせが1日平均約10件にのぼっている」ことを伝えた。
実際、ドバイ現地に延べ面積6万坪にのぼる雑居ビルを建設し、今年9月に分譲する建設会社B社には、24日の1日だけでも数十通にのぼる問い合わせの電話がかかってきた。
ドバイは、不動産取り引きの際、取り引き価格の2%だけを申告手数料として納めれば、他の税金を納めなくても済む。
韓国人が主に関心を示している不動産は、3LDKの住宅で、価格が6億〜7億ウォン台。こうした住宅の賃貸収益は、年間約3600万ウォン。ドバイの住宅価格は毎年30%ずつ急上昇していて、3、4年内に2倍以上の売却益を得られるというのが、地元不動産会社の説明だ。
ある旅行社は最近、現地の不動産会社と連携し、ドバイ観光とゴルフツアー、不動産投資相談を一つにくくったパッケージ商品を発売したりもした。来月19日に出発する初の商品の募集人員は15人だが、すでに10人が予約を済ませた。
こうした「投機性海外投資」を懸念する声が高まっている。ドバイの建設景気が過熱しているため手抜き工事が多く、設計図とは異なる安価な建築材料を使う場合も多いとのことだ。また今後、原油価格が下落し、ドバイの不動産市場を支えている「オイルマネー」が突然急減する場合、不動産市場が急に冷え込みうるという点を視野に入れなければならない、と専門家は指摘する。
egija@donga.com






