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悲壮感ただよう1位、余裕の2位‥‥バスケ王者決定戦

悲壮感ただよう1位、余裕の2位‥‥バスケ王者決定戦

Posted April. 18, 2006 03:01,   

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プロバスケットボール・モービスのユ・ジェハク監督は19日、蔚山(ウルサン)で始まる三星(サムスン)とのチャンピオン決定戦(7戦4勝制)を「ダビデとゴリアテ」の戦いにたとえた。

正規リーグではモービスが優勝し三星が2位を占めたが、客観的な戦力では劣勢という意味だ。モービスは正規リーグの対戦相手別戦績で三星に2勝4敗と押されている。「ベスト5」の年俸を比べるとモービスの韓国人選手主力3人の年俸総額は3億1000万ウォンで、三星(7億4500万ウォン)の半分にも及ばない。とはいっても、正規リーグでの対戦成績2勝4敗だったKCCを準決勝で交わしたユ監督は、「ここまで来たからには、最後までぶつけてみたい」と意欲を見せた。

●モービス、「ソ・ジャンフンとジョンソンの攻撃は手強い」

こういう中で、両チームとも先制をかけた第1戦に「オールイン」で臨む構えだ。歴代9度のチャンピオン決定戦で、初戦を勝ったチームが優勝したのは7回。特に、昨年まで7シーズン連続で第1戦勝利チームが頂点に立った。

モービスは「ゴリアテ」ソ・ジャンフン(207cm)とオルミデ・オエデジ(201cm)、ネイト・ジョンソン(196cm)を全面に出している三星の高さを乗り越えなければならない。

正規リーグ対戦で試合当たり平均リバウンド数はモービスが27.2個で、三星(36個)より約10個少なかった。モービスは速い攻撃と、変則的なゾーン防御をはじめ守備に多様な変化を与えることで、このような弱点を乗り越えるという計算だ。

三星のジョンソンは、オリオンスとの準決勝戦で正規リーグより10点以上多い平均33点を浴びせ、さらに手強い存在になった。ソ・ジャンフンとジョンソンを同時に食い止めるのは現実的に困難であるだけに、2人のうち1人の得点力を集中的に落とさなければならない。

モービスは、三星を破った正規リーグ2試合でいずれもアシストを20個以上記録しており、3点シュートは10個以上成功させた。組織力と外郭シュートが復活してこそ勝算があるという意味だ。

●三星「戦力優勢‥‥優勝経験も強み」

これに対し、モービスとKCCの準決勝戦のビデオを見て戦力分析を終えたアン・ジュンホ三星監督は「安定したチームワークと集中力がうちの強み」と言い、勝利に自信をもった。普段モービスのヤン・ドングンをよくマークした李ジョンソク、ソ・ジャンフン、カン・ヒョク、李ギュソプなど優勝経験のある選手たちこそ、アン監督を微笑ませる心強い存在だ。



kjs0123@donga.com