日本プロ野球阪神の右投左打外野手の金本知憲(38・韓国名金ジホン)。日本野球の「鉄人」と呼ばれる在日韓国人3世の金本選手が、今や日本を超え世界野球の伝説となった。
9日、大阪ドームで行われた阪神対横浜戦。4番打者兼左翼手で先発出場した金本選手は同日で、正確に904試合の間、全イニングに出場した。広島時代だった1999年7月21日の阪神戦から同日まで6年あまりを、たった1回の途中出場もなしにいつもその場を守ってきたのだ。これで大リーグの「鉄人」カール・リツケン・ジュニア(前ボルチモア)が保有していた連続全イニング出場記録(903試合)を超えた。
全イニング出場は超人的な精神力と優れた実力がなければ不可能だ。金本もやはり数多くの危機を乗り越えてきた。
最も代表的なのが04年7月29日、中日戦で投手の岩瀬仁紀の投球に左手を打たれ、左手の軟骨が骨折される重傷を負ったのだ。それでも金本選手は、重傷に負けず走り続けた。
完治のためには手術しなければならなかったが、今も手術を受けないでいる。
少なくない歳と社交的な態度で、日本プロ野球の「兄貴」と呼ばれている。金本選手は昨年、阪神選手としては1986年のランディー・バス以来19年ぶりに40本塁打を記録した。
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