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ES細胞樹立、最初から操作していた 検察が証拠つかむ

ES細胞樹立、最初から操作していた 検察が証拠つかむ

Posted January. 27, 2006 03:06,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授研究チームの金ソンジョン(34)研究員が、患者適合型体細胞由来ES細胞を作るのに失敗したにもかかわらず、ES細胞の樹立に成功したかのように最初から操作したという状況証拠を、検察が確保していることが26日までに分かった。

ソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長=洪滿杓特殊3部長)は、ソウル大学調査委員会の最終調査結果を踏まえ、関係者たちの電子メールと研究ノートなどの押収物の分析と研究員たちの供述を通し、このような事実を突き止めた。

検察によると、昨年米国に滞在していた金研究員がMBCの報道番組「PD手帳」の取材チームの取材に触れ、「戸惑っている」とか「大変だ。心配だ」という内容の電子メールを韓国の知人たちに送った事実をつかんだ。

検察は、患者適合型体細胞由来ES細胞がうまく育たないため、金研究員が研究初期である04年下半期からミズメディ病院の受精卵ES細胞をソウル大学に移し、患者適合型体細胞由来ES細胞が樹立したと黄教授と盧聖一(ノ・ソンイル)ミズメディ病院の理事長をだましたものと見ている。

しかし、検察は黄教授が論文を提出する以前のある時期に患者適合型体細胞由来ES細胞がないという事実を知っていた可能性が大きいと見ている。

一方、検察は金研究員の家から破損した状態で押収されたノート型コンピューターを復旧し、ES細胞の樹立過程が収録されているものとみられるファイル内容を分析している。また、04年サイエンス論文の第4著者である朴ウルスン研究員が25日帰国したことから、朴研究員を近く召喚して取り調べる予定だ。



jefflee@donga.com leon@donga.com