フリースタイルサッカーの伝道師、ウ・ヒヨンさん

「フリースタイルサッカーは自分だけの作品を作る『芸術』です。フリースタイルサッカーで若者に夢と希望を与えたいと思います」

サッカーボールさえあれば、世界の誰よりも幸せだという世界的な「サッカーアーチスト」ウ・ヒヨンさん。

１７日、ソウル清渓（チョンゲ）広場で会った彼は、清渓川水路のすぐそばでも足や頭、肩など、全身を利用して華やかな妙技を披露した。サッカーボールはまるで身体の一部のように、彼の体から離れることを知らなかった。「フリースタイルサッカー」は、これまで「サッカー妙技」、「アートサッカー」などと呼ばれた用語を再確立したものだ。

英国に居住して活動しているウさんは、実は韓国より外国での方が有名だ。

英国ではプレミアリーガーの朴智星（パク・ジソン）は知らなくても、「ミスター・ウー（Ｍｒ．Ｗｏｏ）」を知らない人はいないほどだ。昨年はＢＢＣのサッカー番組の公告に、伝説的なサッカー英雄ゲリー・リネカーをはじめ、ロビー・キーン、ジャーメイン・デフォーらのスターと一緒に出演した。ユーロ０４期間中には大会公式スポンサーのＴ—モバイルの公告モデルとして出て、欧州ファンを熱狂させた。世界的なスターのロナウジーニョ（ブラジル）がウさんとナイキの公告に一緒に出た時、彼の妙技に魅了されてサインをもらったのは有名なエピソードだ。

彼がプレミアリーグ競技の時出演し、１０分ぐらい公演してもらう出演料は３０００ポンド（約５２５万ウォン）に上る。

ウさんは世界芸術サッカー連合を設立してフリースタイルサッカーの伝道師として活動している。１９日から日本の東京、大阪、北海道など５都市を巡回公演する彼は、今年の夏、韓国で「フリースタイル大会」を開く予定だ。それに控えて彼はインターネットカフェー（cafe.daum.net/kingwooheeyong）を通じて、「オンライン・フリースタイル大会」を開いている。「フリースタイルサッカーを通じて、大変な人生を送っている多くの方々に楽しみを与えられるというのがとても有難くて幸せです」。

jaeyuna@donga.com