フランス文化院(ジャンルーク・マルレン院長)が5年ぶりの衣替えをした。01年、景福宮(キョンボククン)のとなりにある鍾路区司諫洞(チョンノク・サカンドン)から崇礼門(スンネムン)の横にある中区蓬萊洞(チュング・ポンレトン)のウリィビルに移転する前までは、フランス文化院の売り物は映画だった。
ところが、蓬萊洞に移転してから資料室が中心となった。今もフランス映画を上映してはいるものの、以前の司諫洞文化院時代の人気とは比べ物にならない。
そのため文化院は今年、大学路(テハクロ)の東崇(トンスン)アートセンターと提携し、フランス映画の上映に乗り出す計画だ。
司諫洞時代の文化院の地下映画館の「名声」を取り戻し、先端映画館と肩を並べられるような施設で鑑賞できるようにするという狙いだ。ただし有料だ。
17日から毎週火曜日午後7時、東崇アートセンターのハイパーテック・ナダでシリーズ形式で映画を上映するが、2ヶ月ごとにテーマを変える。1、2月のテーマは「フランスの女性」だ。ブリジット・バルドーからオドレイ・トトゥにいたる時代別代表女優たちの魅力を堪能できる7作が紹介される。
さらに、インターネットサイト(www.france.or.kr)を改変し、名実ともに「サイバーフランス文化院」という名にふさわしい機能を備えた。既存のインターネットサイトは、資料室を紹介するのにとどまっていた。文化院は資料室以外にも、フランス留学支援機構である「エデュ・フランス」とフランスの食べ物を販売する「フランスカフェ」を運営している。一言で言えば、留学、食べ物、展示、公演など、フランスのことを知りたがる人にフランスのすべてを紹介するトータル情報センターを目指している。
文化院はこれまで先頭に立ってフランス語普及に取り組んできたが、インターネットサイトではフランス語、韓国語以外に英語サービスを行うということも変わってきた。英語に対して態度が変わってきたことをうかがわせる。留学志望者向けに単なるフランス学校の紹介にとどまっていた「エデュ・フランス」も、ビザ発給から学校の入学、滞在支援までワンストップサービスを提供する実質的な留学院として生まれ変わる。
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