Go to contents

国連の北朝鮮人権決議案、韓国は棄権の方針

国連の北朝鮮人権決議案、韓国は棄権の方針

Posted November. 18, 2005 08:26,   

한국어

韓国政府は米東部時間の17日午後(韓国時間18日未明)、国連総会で実施される北朝鮮人権決議案をめぐる投票で棄権する方針を決めた。このため、北朝鮮の人権改善に向けた政府の意志が問われるものと見られる。

韓国外交通商部の当局者は17日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催されている釜山(プサン)の会場でブリーフィングを行い、「最近、政府の関係省庁会議で北朝鮮人権決議案をめぐる国連総会の投票で棄権することを決めた」と述べた。

同当局者は「北朝鮮の人権状況を懸念していないわけではないが、北朝鮮の人権問題については対北朝鮮政策の枠組みのなかで、他の主要政策の優先順位などを考慮して推進していくというのが政府の立場だ」と、棄権決定の背景について説明した。

政府は決議案の表決後、発言権を求め、このような政府の方針を国連加盟国に説明する予定だ。

北朝鮮人権決議案は2003年以来毎年、国連人権委員会に上程されて表決によって採択されてきたが、国連総会に上程されたのは今年が初めてだ。韓国は国連人権委員会の表決にも欠席か棄権を続けてきた。

英国やドイツ、フランスなどの欧州連合(EU)25ヵ国によって提出された同決議案は、今年4月の国連人権委員会では難なく採択され、今回の国連総会でも採択の可能性が高くなっている。



jkmas@donga.com