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中国、対韓輸出品に関税恩恵 韓中首脳、7項目の共同声明採択

中国、対韓輸出品に関税恩恵 韓中首脳、7項目の共同声明採択

Posted November. 17, 2005 07:58,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と中国の胡錦涛国家主席は16日、韓中国交正常化20周年にあたる2012年に2000億ドルの貿易目標を達成するため、経済通商分野において両国の協力を拡大することで合意した。

韓国はこれと関連して、中国に市場経済地位(MES=Market Economy Status)を付与することを決めた。中国との交易規模が1000億ドルを上回る国家のうち、中国に市場経済地位を付与するのは、韓国が初めてだ。

盧大統領と胡主席は同日午後、大統領府で首脳会談を開き、このような内容を含む7項目の共同声明を採択した。

市場経済地位は、政府ではなく市場による物品の価格決定を認めることで、これが認められれば、中国の韓国輸出品が関税の恩恵を受け、対韓輸出に弾みがつく。

両首脳は、北朝鮮の核問題をめぐる第4回6者協議で採択された9・19共同声明が、韓半島非核化の実現に向けた重要な基礎を確認したという点で、認識を一致させた。

胡主席は、先月29、30日に訪朝して金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談した内容を盧大統領に伝えた。盧大統領は、首脳会談後の記者会見で、「金総書記は、『第4回6者協議の内容には積極的な意味があるが、その成果は簡単には実現できない。韓半島の非核化は、持続的に実現しなければならない』と述べた」と伝えた。

韓中首脳は同日、国交正常化15周年の2007年を「韓中交流の日」と定め、来年、中国西安に韓国総領事館を新設することを決めた。また、両国間の「全面的協力パートナー関係」を発展させ、新しい跳躍を追求することで合意した。

盧大統領は同日午前、訪韓中のペルーのアレハンドロ・トレド大統領とも大統領府で会談し、両国間の協力分野を情報技術(IT)、生命工学技術(BT)分野に拡大することで合意した。

盧大統領は17日には、慶尚北道慶州市(キョンサンプクト、キョンジュシ)で、ブッシュ米大統領と韓米首脳会談を開き、両国の外相が出席する高位戦略対話の定例化に合意した。ブッシュ大統領は16日午後、金海(キムヘ)空港に降り立ち、韓国に入国した。

潘基文(バン・ギムン)外交通商部長官とライス米国務長官は同日、釜山(プサン)ベクスコで会談を開き、韓米首脳会談のテーマを調整した。この席で潘長官は、一回限りの支援ではなく、経済発展と経済改革に向けた対北朝鮮支援の必要性を強調したが、ライス長官は否定的な見解を示したという。

一方、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議5日目の同日、21カ国の外相たちは2日間の日程の合同閣僚会議を終え、自由貿易や投資の促進、鳥インフルエンザ(AI)、テロおよび腐敗との戦いに向けて共同措置を講ずる内容の共同声明を採択した。