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往年の南北の卓球王者、マカオで温かい密談

往年の南北の卓球王者、マカオで温かい密談

Posted November. 03, 2005 07:19,   

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第4回東アジア大会のサッカー予選リーグ、男子の北朝鮮対マカオ戦が行われた1日夕のマカオ科学技術大のサッカー競技場。

一人の韓国人女性が北朝鮮の初老の紳士を待ち焦がれている。貴賓室とスタンドを行き来して1時間あまり。

女性として初の泰陵(テルン)選手村長になった往年の卓球の女王、李エリサさん(51)。しばらくして、同じく卓球選手出身である北朝鮮のチャン・テサム(62)アンゴル体育村長が、ちょうど南北単一チームの構成に合意した北朝鮮の代表団5名とともに、遠くから姿を現すと、少女のように駆け寄り、まず手を握る。

李村長は、「卓球はもちろんのこと、南北の体育が互いに助け合って、発展するといいですね。いつか機会があれば、泰陵にもぜひお越しください」と提案し、チャン村長は、韓国の卓球関係者らの安否を聞くなど温かいムードとなった。

しかし、チャン村長が記者団を避けて貴賓室に移ることを希望したため、それ以後は「秘密会談」となった。李村長も、そのような雰囲気を意識してか、30分間の対面が終わった後、「私たちは言葉のいらない間柄だ。対話の内容をあえて紹介する必要はないと思う」と話した。

しかし、李村長は、「卓球の場合、韓国は男子が、北朝鮮は女子が強い。単一チームになれば、十分シナジー効果を発揮できる種目だ」とし、単一チームに関する話も交わしたことをにじませた。