Go to contents

[オピニオン]ゲーム中毒

Posted August. 10, 2005 03:11,   

한국어

各種中毒が氾濫する世の中だ。賭博やアルコール、麻薬中毒が人類と歴史をともにしてきた持病であるなら、セックス中毒、ショッピング中毒、仕事中毒、運動中毒は、新しい現象に属する。医学的に中毒と言えば、薬物中毒を意味した。身体内の薬物濃度が一定水準以下に下がれば、禁断症状が起こる状態だ。社会変化に従って、中毒の種類も拡がっている。例えば、韓国の中年世代の大半が体験しているという仕事中毒は、生存競争で生き残ろうとする心理的欲求が反映したもので、薬物中毒とは性格が違う。

◆いかなる中毒であれ、中毒かどうかは、依存と執着の程度がどれほど過度であるかに分かれるだろう。最近、多くの「廃人」を生み出しているゲーム中毒に対しては、様々な見解が錯綜する。

強い中毒性のため、ゲームサイトを直ちに規制すべきだという強硬論に対して、「肯定的な面も多い」という擁護論が対立している。インターネットは、人間に新しく与えられた仮想空間なので、もう少し時間が経過した後で結論を下しても遅くないという留保論も根強い。

◆PC部屋で50時間以上オンライン・ゲームにはまっていた20代青年が、心臓マヒを起こして死亡したという。最近、子供がいる家庭では、親子間で「ゲームをやめなさい」、「もう少しだけ」というやりとりが絶えない。大学を卒業しても就職できない息子が、昼も夜もゲームに没頭しているのを横目に見る親は、胸が張り裂ける思いである。

◆普段、寂しがりやの人や社会にうまく適応できない人が、中毒にはまりやすいという研究結果が出た。中毒者が多いというのは、社会的断絶が深刻であることを意味する。ゲーム中毒が怖いからと、コンピューターを無くすことはできない。家庭であれ社会であれ、互いへの関心を回復することが優先だ。仕事中毒のような軽い中毒は、むしろよいほうである。中毒を情熱や専門家精神のような肯定的な価値に変えることができないだろうか。多すぎもせず、少なすぎもせずと努力してきた祖先の中庸の知恵について、改めで考えさせられる。

洪賛植(ホン・チャンシク)論説委員 chansik@donga.com