05ピース(PEACE)カップコリア・サッカー大会の一番人気は、選手ではない。02韓日ワールドカップ(W杯)「ベスト4神話」を指揮したヒディンクPSVアイントホーフェン監督が、ほかならぬその主人公だ。
PSV—オンセ・カルダス戦が行われた17日、光州(クァンジュ)W杯競技場には高さ5mの大型ヒディンク風船まで登場した。ヒディンク監督の有名なアッパーカット・セレモニーを形象化したこの風船は、競技場の北側入り口に設置されたが、あまりに大きいので競技場のどこからでもよく見える。
光州市役所体育青少年課の李ジョンファン氏は、「02年6月、スペインを下してW杯ベスト4神話を創出した場所が、まさにここ光州W杯競技場だ。3年ぶりに再び光州を訪れたヒディンク監督を光州市民のまごころから歓迎するために設置した」と話した。
ヒディンク監督は同日、試合後のインタビューで、「光州へ来たら、02年W杯でスペインを破ったときのことが改めて思い出される。その時の喜びを再び感じることができて、とても嬉しい」と言い、市民の声援に応えた。
しかし、ヒディンク監督の多忙な日程のため、ファンサイン会の進行がスムーズでなかったのは残念。試合前日の16日午後5時30分に予定されていたファンサイン会が1時間後に延期されたうえ、結局午後7時過ぎから始まった。それも10分余りで中断され、長時間待たされた数百人のファンは、名残惜しい気持ちで帰るほかなかった。
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