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鉠大鉉憲裁裁判官候補、聴聞会

Posted July. 05, 2005 02:30,   

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「大統領との親しい関係が問題になることを予想して(候補内定受諾を一時)ためらった。しかし、尊敬する方々と相談して結局受諾することにした」

鉠大鉉(チョ・デヒョン)憲法裁判所判事候補者は4日、国会の人事聴聞特別委員会で、ハンナラ党の朴啓東(パク・ゲドン)、金在庚(キム・ジェギョン)議員の「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領との関係のため、中立性に問題が発生することが予想されるのでは」という質問に、こう答えた。

同日の聴聞会では、鉠候補者が司法試験第17回同期の盧大統領と親しくて、大統領に対する弾劾審判で大統領側の弁護人として活動したなどという点のため、鉠候補者の政治的中立性をめぐる問題が論争の焦点になった。

また、鉠候補者が昨年、新行政首都特別法の違憲審判で政府側の訴訟代理人団に属していたという点も問題になった。この経歴が現在、憲裁で審理中の行政中心複合都市特別法の違憲審判を引き受けなければならない憲裁判事として、除斥事由にあたるというのが野党側の指摘だった。

▲政治的中立性をめぐる論議〓鉠候補者は、司法研修院生時代に仲良く過ごした同期生(盧大統領を含む)の集まりである「8人会」のメンバーとして知られている。しかし鉠候補者は同日の聴聞会で、「研修生時代8、9人が集まって判例勉強をしたが、当時正式の集まりではなかった」とし、「8人会はマスコミが付けた名前だ」と話した。

8人会には憲裁の徐相弘(ソ・サンホン)事務次長と鉠候補者が属した弁護士事務所「ファウ」の康宝鉉(カン・ボヒョン)弁護士も含まれている。盧大統領の婿も「ファウ」所属の弁護士だ。

「ファウ」が政府の訴訟代理人として参加する件数が急増している点も論点になった。

民主党の李相烈(イ・サンヨル)議員は「『ファウ』が政府に関連する事件を引き受けた件数は、2003年22件、2004年27件だったが、今年6月現在で56件に急増した。特別な理由でもあるのか」と質問した。

それに対して鉠候補者は「弁護士事務所の事件受任は親しい関係で成り立つ場合が多い」とし「(ファウの担当件数が急増する特別な理由は)分からない」と答えた。

鉠候補者は、ハンナラ党の議員らが「縁故による抜擢」疑惑を提起するや、「親しい関係にある人はハンナラ党にも多い」と答えた。

朴贊淑(パク・チャンスク)議員が「憲裁判事になっても大統領府の招請晩餐に参加するのか」との質問に、「参加しない理由はない」と答えた。鉠候補者は「大統領が(大統領府に団体で招かれた)憲裁の判事たちと話し合うことが、政治的中立性を傷つけるとは思わない」との立場を示した。

▲憲裁判事の除斥事由論争〓ハンナラ党の金晟祚(キム・ソンジョ)議員らは、「新行政首都特別法の違憲審判で弁護団に参加した候補者が、行政中心複合都市特別法の違憲審判をすることになれば、国論に分裂が起きるはず」と主張した。

これに対して鉠候補者は、新行政首都特別法事件の訴訟代理人団に名前は上がっていたが、弁論に直接関与しなかったため、除斥事由にあたらないという論理で反論した。

また、鉠候補者は「新行政首都特別法の審判に関与した判事たちも先入観を持つことができ、行政中心複合都市特別法の審判が公正にできないという疑惑が持たれるのなら、同事件を裁判することができる判事はいない」と主張した。



李明鍵 李姃恩 gun43@donga.com lightee@donga.com