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福祉予算が漏れている

Posted June. 07, 2005 06:34,   

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福祉予算が漏れている。対象でないことを支援したり、管理ミスで税金が無駄使いされている。

企画予算処が発表した「05〜09年国家財政運用計画試案」によれば、社会福祉分野に対する政府の財政支出は今年の48兆7000億ウォンから09年には69兆5000億ウォンに42.7%増える。

しかし、この支出がどこにどう使われるのかを監督する方案に対する論議はなされてない。専門家たちは予算を増やす前に、漏れる部分を修繕しなければならないと指摘する。

韓国開発研究院(KDI)の文亨杓(ムン・ヒョンピョ) 財政公共投資管理研究部長は、「米国や英国など先進国でも、対象者選定のミスで福祉予算の20%は間違って使われていると推定されている。事後管理が行き届いてない韓国では、無駄使いされた金額はもっと多いだろう」と言った。

保健福祉部は00年10月から昨年12月まで、毎年最低生計費以上を稼ぎながらも、書類を虚偽作成するなどの方法で国民基礎生活保障需給対象者として登録し、政府補助金にもらっていた4051世帯を摘発し、69億ウォンを還収した。

また、監査院が最近、病院や医院など696の療養機関の03年決算資料を調査した結果、535機関が124億8800万ウォンの保険給与を不当請求したことが分かった。

朴陵厚(パク・ヌンフ)京畿(キョンギ)大教授(社会福祉学)は、「福祉予算は一度増やせば、後で減らすのは難しい。事後監督に多少費用がかかっても、支援対象を細密に選り分けるなど補完装置が必要だ」と話した。



金昌源 legman@donga.com changkim@donga.com