「ハンナラ党は無労働・副収入を狙っている」(ヨルリン・ウリ党)
「公共機関の地方移転は政府の責任で決めるものの、結果に対しては責任を負わなければならない」(ハンナラ党)
177の公共機関の地方移転問題をめぐって与野党が鋭く対立している。
ウリ党は25日、国会建設交通委員会の全体会議に参加しなかったハンナラ党に向けて「労働なしに副収入だけ狙っている」と非難した。
これに先たち、ウリ党の拡大幹部会議で李美卿(イ・ミギョン)常任中央委員も「ハンナラ党が公式会議を中断しながら、後ろでは『自分の地域に良い公共機関を送ってほしい』というロビーをしている」と声を高めた。
このような圧迫にもハンナラ党はびくともない。任太煕(イム・テヒ)院内首席副代表は同日「ハンナラ党の立場は、全国に分配のように公共機関を配分することは問題がある」と話した。
24日に開かれた主要党幹部会議で、建設交通委のハンナラ党幹事である金秉浩(キム・ビョンホ)議員は、「政府が国会にたった1日だけ報告していながら、十分議論したかのように発表しようとする」とし、「脇役を買うわけにはいかない」と言い切った。姜在渉(カン・ジェソプ)院内代表は「国会の新行政首都建設特委の活動時限が近づいているが、新しい特委を構成するつもりはない」と明言した。
ハンナラ党のある関係者は「公共機関の移転問題が地域別の利害関係のため『ホットな問題』になると、ハンナラ党にも責任を押し付けようとする計算だ」と話した。
尹永燦 yyc11@donga.com