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ルーカス監督『スターウォーズ エピソード3』

ルーカス監督『スターウォーズ エピソード3』

Posted May. 16, 2005 23:34,   

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世紀を超えて続いてきた巨大な宇宙敍事詩の最後の姿が現われた。1977年『スターウォーズ』から始まった米国ジョージ・ルーカス監督の『スターウォーズシリーズ』の完結版『スターウォーズ エピソード3:シースの復讐』が15日、第58回カンヌ国際映画祭・公式非コンペティション部門の出品作で、全世界の取材陣に公開された。

『シースの復讐』は、『スターウォーズ』シリーズの最初に戻り、いかにして正義の義士「ジェダイ」アナキン・スカイウォーカーが悪の化身ダース・ベイダーに変身したのかを明らかにする。

同日午前8時半から始まった試写会場は、世界各国から来た2000人余りの記者と批評家たちで満員だった。特に、アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーに変身して、あの特有の鉄の音を出すときは客席から歓呼と拍手が湧き起こった。

試写会に続いて、映画祭の中心的建物「パレ・デ・フェスティバル(祝祭の宮殿)」コンファレンスルームで開かれた記者会見には、ルーカス監督と主演アナキン役のヘイデン・クリステンセン、パドメ姫役のナタリー・ポートマン、「ジェダイ」ウィンドゥ役のサミュエル・L・ジャクソン、スターウォーズ1(エピソード4)からずっとロボット「C—3PO」役を演じたアンソニー・ダニエルズなどが参加した。

ルーカス監督は、シリーズ完結版の意味に対して「私の関心は、いかにして歴史的に民主主義が自ら独裁者の手に権力を渡すのかにある」とし「カエサルを殺したローマの元老院は権力を彼の甥に渡しており、フランスは革命を起こしたが、結局ナポレオン皇帝が権力を掌握した」と例を挙げた。

平和と安定のためという名分で「私とともにしなければあなたは敵だ」と宣言し、戦争を起こす『スターウォーズ』の中の共和国の行動は、現実の「スーパーパワー」米国を連想させるに十分だった。ブッシュ大統領も2001年「9・11同時多発テロ」直後「テロとの戦いでは味方でなければ敵」と話した。

当然、記者たちの質問も「『スターウォーズ』はブッシュ米大統領のイラク戦争に対する痛烈な諷刺か」ということに集中された。ルーカス監督は、これに対して「1970年代半ば『スターウォーズ』を構想するとき、イラク(問題)は『なかった』。当時はベトナム戦争とニクソン大統領があっただけ」としながら直接的な言及を避けた。

『スターウォーズ エピソード3:シースの復讐』は、欧州と米国でそれぞれ18、19日(現地時間)、韓国では26日に封切られる。



mindy@donga.com