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[オピニオン]日記帳の検査

Posted April. 07, 2005 22:54,   

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大韓民国の学校には何で検査がこんなに多いのか分からない。服装、爪、頭髪、かばんに身体検査まで。多くの学校で朝の登校の時、身体部位別に生徒たちをチェックしたりする。授業中や試験中に不意に生徒指導教師または訓育教師が奇襲的に入ってきて、スカートの長さを測り、頭の中央部や耳のわきに「高速道路」を出しても生徒たちは抵抗しにくい。昔も今も絶えず繰り返される「大韓民国の学校の残酷史」だ。

◆最も敏感なプライバシー侵害は、やはり日記帳の検査だ。義務的に日記を書かせてたまにこれを検査して教師の評価と感想を書いて返すのだ。そのためか、日記の内容が率直な日常ではなく作り出した善行に近い場合が少なくない。提出用と保管用をそれぞれ別途に作成して提出する可愛い生徒もいる。日記を異性の友達と交換して見たり、教師に愛を告白する手段に使う早熟の青少年もいる。

◆国家人権委員会は、小学校で生徒の日記帳を検査する慣行が子どもの私生活と良心の自由を侵害する可能性があるとし、改善するように教育人的資源部長官に伝えることにした。これは、ソウルのある小学校が「授賞を目的にした生徒たちの日記帳検査行為」が人権侵害の可能性があるかどうかを質疑したことをきっかけに下した決定だ。しかし、国家人権委がこんな事までああしろこうしろと言わなければならないかに対しては、ちょっと首を傾げたくもなる。

◆日記は、生徒たちの書く能力を向上させ情緒育成にも役立つ。偉大な文学が作家の幼い時代の日記帳から始まっており、哲学者の告白録は哲学者の内面日記ではないか。何より重要なことは教師と生徒の信頼であろう。このごろの子どもたちの中では、家の大小事を驚くほど率直に書いて、むしろ一線の教師と親を当惑させる場合も多いと言う。業務の延長線でよくお酒に酔っ払って帰宅するある専門職の女性は、そのことで娘の担任教師に呼ばれて酷い目に会ったこともあるという。

呉明哲(オ・ミョンチョル)論説委員 oscar@donga.com