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4人乗りの渤海探査の屋形船が連絡断絶 ロシア・北朝鮮領海

4人乗りの渤海探査の屋形船が連絡断絶 ロシア・北朝鮮領海

Posted February. 21, 2005 22:59,   

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無動力の屋形船である「渤海(パルヘ)2005」を乗って渤海と日本の歴史的な海上貿易ルートの探査をしていた「渤海屋形船探査隊」がロシアと北朝鮮の領海が接する海域で通信途絶になった。これを受けて、韓国海洋警察庁の哨戒機「チャレンジャー」が事故現場に緊急派遣され、捜索活動を繰り広げた結果、午後5時15分に屋形船を発見したが、隊員たちが乗っているかどうかは確認できていない。

海洋警察と統一部は21日、「17日午後2時、ロシアのポシエト港を出発した渤海2005号が19日午後5時40分頃に送ってきた通信を最後に、連絡が切れた。連絡が切れた場所は、独島(トクト)の北方289マイル(約462km)地点だ」と明らかにした。

海洋警察は、「チャレンジャー号が独島の北方241マイル(約385km)海域で屋形船を発見したが、隊員たちが乗っているかどうかは確認できなかった」と説明し、このため、500トン級の艦艇「サムボン号」が北方限界線(NLL)を超えて現場に向かったことを明らかにした。

海洋警察の関係者は「遭難信号がなかったことから、バッテリーを節約するために通信機器の電源をわざと切ったか、通信機が故障したものとみられる」と話した。丸木で製作された渤海2005号は、幅4.5m、全長11m、重量11トンで、パン・ウィチョン隊長(45)、李ヒョンジェ氏(41・ドキュメンタりープロデューサー)、ファン・ギス氏(39・山岳人)、ヨン・ジョンナム氏(29・人命救助講師)たち4人が乗っていた。

海洋警察と統一部は、連絡が途絶えてから40時間が過ぎた21日午前10時20分頃、事故現場での捜索のために、北朝鮮に韓国航空機の北朝鮮領海入りの許可を要請。北朝鮮は、同日午後0時10分頃、これを許可した。これを受けて、海洋警察は同0時45分頃、哨戒機「チャレンジャー」を事故現場に送って捜索活動を繰り広げた。

ロシア側も、同日午前11頃、警備艦艇2隻を事故現場に派遣し、捜索活動に行なったとされる。

一方、探査隊員の一人ヨン氏の知人である南海暻(ナム・ヘギョン)氏(43・ブレイクニュース論説主幹)は、「19日午後2時頃、ヨン氏は、ウラジオストク沖の波が高く、甲板が凍って航海が難しい状況だ、と言っていた」ことを伝えた。



黃金泉 kchwang@donga.com taewon_ha@donga.com