米国、韓国に対北肥料提供の中断を要請

ウォルフォウィッツ米国防副長官は１４日、潘基文（バン・ギムン）外交通商部長官に会った席で、北朝鮮が要請した肥料５０万トンの提供は「適切でない」という考えを示したことが分かった。

ウォルフォウィッツ副長官は、北朝鮮が核兵器保有と６者協議不参加を宣言した状況下で、肥料を提供するのは適切でないとし、極めて真摯な姿勢で肥料提供の中断を要請したと、外信が伝えた。

チェイニー米副大統領が１１日、潘長官を会見した際「北朝鮮に対して見返り性格の経済協力取引は望ましくない」と述べ、事実上、対北朝鮮肥料提供の中断を要請したことに続いて、国防総省の代表的な強硬派であるウォルフォウィッツ副長官まで重ねて同じ要求をし、韓国政府の対応が注目される。

副長官はまた、北朝鮮の核問題を国連安保理に付託する問題について、韓国政府の意見も打診したものと伝えられた。

潘長官は、韓国政府の対北朝鮮支援は人道的レベルで行われていることを説明し、安保理に付託する問題に対しては、北朝鮮の核問題の解決に役に立たず、問題をさらに複雑にする可能性があるとして反対の姿勢を示した。

權順澤 maypole@donga.com