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検察総長、「企業不正捜査、今年も続ける」

検察総長、「企業不正捜査、今年も続ける」

Posted January. 03, 2005 22:56,   

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3日午後、検察の仕事始め式が行なわれたソウル瑞草洞(ソチョドン)の最高検察庁15階の大会議室。出席者は序列に関係なく、自由にお互い握手をしながら挨拶を交わした。検事長が壇上にいて、部長と平検事、一般職員らが序列順に並んで検察総長を待っていた、従来の姿は見られなかった。

BGMで歌曲「希望の国へ」が静かに流れるなか、入場した宋光洙(ソン・グァンス)検察総長は職員たちの中を歩きはじめては、並んでいる職員たちに握手を求めた。その後、壇上に上がった宋総長は、短い挨拶の言葉をしてから降り、職員たちと自然体で会話を交わした後、退場した。

一見、無秩序にも見えるこの姿から、「権威の象徴である検察が、従来のイメージを破ろうとしているようだ」との感想が、あちこちから聞こえた。

このような新しい仕事始め式の光景は、宋総長が1日に「新年会があまりにも硬い。お互いに対等な関係の中の組織員だと認識してこそ、権威主義が無くなる」と言及したことから始まったという。

最高検察庁の文晟祐(ムン・ソンウ)企画調整部長は「大げさに何かを誓うよりは、お互いに挨拶を交わす席にすべきではないかと言う総長の意思に従って、行事名も『仕事始め』や『新年誓いの場』ではなく『新年交流会』に決めた」と説明した。

これに先立ち、ソウル中央地検は同日午前10時半頃、「団体で回りながら新年の挨拶をすることを慎むように」という構内放送を流した。李鍾伯(イ・ジョンベク)地検長が「団体で回るのは業務時間のむだ使いのうえに、格式にこだわり過ぎている」とし、自制を指示したからだ。

一方、宋総長は同日午前行った新年記者懇談会で、「国の経済が厳しくても、不正腐敗追放のレベルで企業の不正に対する捜査は今年にも続くだろう」と話した。その上で「ただ経済と捜査との重さを計ったり、様々なこと考慮して、捜査の必要性とどちらが大きいかはいつも考えている」と付け加えた。

さらに宋総長は「今年は検察における、科学捜査の元年になるだろう」とし「遺伝子情報バンクの設立が、力点を置く主要科学捜査分野だ」と話した。



jin0619@donga.com