プロバスケットボールTGサムボのジョン・チャンジン監督は最近、主力選手を見ると胸が痛くなる。
正規リーグがまだ半分も終わっていないのに、もう疲れきっているためである。だからといって、休ませるわけにもいかない。各チームの戦力が五分五分だから、どのチームも安心ができない。
単独トップのTGは17試合を行った6日現在、チーム全体得点(1404点)のうち、何と92%の1292点を「ベスト5」が入れた。主力5人の出場時間は先シーズンの平均32分から34分に増えた。申基成(シン・ギソン)とワッキンスは毎試合38分以上を走っている。金ジュソンは腰痛に耐えながらコートに出る。でもTGはシーズン5敗のうち電子ランド、モビス、SBSといった下位グループのチームに3敗をした。
同じような悩みを抱えているのはジョン監督だけでなない。実は10チームの監督が全て同じ悩みを抱えている。先シーズンは第1ラウンドですでに、下位4チームがベスト6進出を断念するほど戦力の差が大きかった。
しかし、今シーズンは外人選手の水準が高まり、各チームの戦力も同じになったため、絶対的な強者も絶対的な弱者もないのが実情だ。共同最下位が4チームもあり、共同4位と3チームとの勝差は1ゲームにしかならない。最下位とトップの勝差も5ゲームに過ぎない。
三星の安俊濩(アン・ジュンホ)監督は「シックス・マンを多く出場させるべきだが、どの試合も最後まで決着がつかないため、主力をベンチに呼び戻せずにいる」と語った。
ましてや金曜日の試合が新設され、6日間で4試合をする場合さえあり、主力選手らは死にそうだ。
主力選手の体力低下はともすれば負傷に繋がる恐れが大きく、シーズン終盤の試合内容の質を落としかねない。結局「主力を如何に休ませるか」が重要な勝負の鍵となってくる。
金鍾錫 kjs0123@donga.com