「これからも、もっと頑張って、私の良きライバルとして成長してくれたらと思います」(李元熹)
「力不足だったんです。しかし2008年北京五輪では譲歩しないつもりです」(金ジェボム)
2004アテネ五輪金メダルリストの李元熹(イ・ウォンヒ、KRA)が、国家代表1次選抜戦で、今年の世界青少年選手権者の金ジェボム(龍仁大学)に敗れた雪辱を、2週間でそそいだ。
李元熹は4日、済州島(チェジュド)の漢拏(ハルラ)体育館で開かれた「2004KRAカップコリアオープン国際柔道大会」(東亜日報社後援)男子73kg級決勝で、龍仁(ヨンイン)大学3年後輩の金ジェボムと延長戦の末に、出足払いで一本勝ちし優勝した。5分間の延長戦で緊迫した試合に終止符が打たれたのは終了の1分5秒前。守備に重点を置いた金ジェボムが攻めようとして肩を押した瞬間、李元熹が電光石火のように金ジェボムの足をすくい上げ、そのまま倒し「一本勝ちの男」という名声を再確認した。
李元熹は「ジェボムは欧州選手のような怪力を持っている。これからも最善を尽くしていくことを願う」とし、後輩を励ました。
女子部ではペ・ウンヘ(龍仁大学)が、フランスのコレット・マイリンを破って優勝し、2004アテネ五輪銅メダルリストのチェ・ミンホ(昌原競輪公団)とバン・グィマン(龍仁大学)も、それぞれ男60kg級と66kg級で金メダルを獲得した。
韓国はこれで計7個の金メダルを獲得して、日本勢(金3個)を振り切って大会6連覇を果たした。
金尙浩 hyangsan@donga.com