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強風のなか選手全員がオーバーパー 2004シンハン・コリアゴルフ選手権

強風のなか選手全員がオーバーパー 2004シンハン・コリアゴルフ選手権

Posted November. 26, 2004 23:31,   

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5番ホール(パー3、192ヤード)。

強い向かい風に崔京周(チェ・ギョンジュ、シューペリア・テーラーメード)はドライビングアイアンを取ろうとしたが、キャディーのアンディー・クロジャのアドバイスを受け、3番ウッドを取った。

きちんと打たれた打球だったが、風のためボールはグリーン前バンカーにも及ばなかった。ピンまで20ヤードも足りなかった。崔京周はあっけなくキャディーと笑った。崔にとって192ヤードは普段なら5、6番アイアンの距離だ。

崔のショットを見た同伴者ブライアン・ゲイ(米国)はドライバーを選択した。しかし、ゲイのボールも短く、グリーンに乗せることができなかった。二人とも同ホールで2オン2パットでボギーとなった。

26日濟州中文(チェジュ・ジュンムン)GC(パー72)で行われたアジア初の米プロゴルフ(PGA)ツアー公認大会の2004シンハン・コリアゴルフ選手権(賞金総額355万ドル、優勝賞金100万ドル)第2ラウンド。

午前に雨が降って気温が下がっているうえ、瞬間最大秒速14mの強風が選手らを苦しめた。立っていることさえ難しい強風に世界的な選手もまいってしまった。

強風を考慮してバックティーから30〜40ヤードずつティーグラウンドを前にしたが、それでもドライバーとセカンドショットがあまりにも短くボギーが続出した。パット後止まったボールがまた動いたりもした。

出場選手38人全員がオーバーパーを記録した中、4位タイ(中間合計イーブンパー144打)をマークしたカルロス・フランコ(パラグアイ)が1オーバーパー73打で「デイリーベスト」となった。

崔はこの日前半の9ホールだけで6つのボギーを叩いた。7ボギー、2バーディーで5打を増し、中間合計9オーバー153打で30位。崔は「僕は風の多い莞島(ワンド)出身だが、今日のような日は漁船が海に出てはいけない」と冗談を言った。

風に慣れている濟州出身のヤン・ヨンウン(カスコ)は1イーグル、2バーディー、1ダブルボギー5ボギーで3打を増して前日2位から単独トップ(中間合計3アンダー141打)と活躍した。世界ランキング6位のパドリグ・ハリントン(アイランド)など2位グループ(1アンダー)とは2打差。74打で善戦したナ・サンウク(コーロン・エルロード)はイーブンパーで4位タイをマークしている。



金相洙 ssoo@donga.com