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1ドル=1060ウォン 政府、為替市場介入も視野に

1ドル=1060ウォン 政府、為替市場介入も視野に

Posted November. 18, 2004 23:21,   

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米ドルに対するウォン相場が今年に入って最大の下落幅となり、1060ウォン台を割り込んだ。

李憲宰(イ・ホンジェ)副首相兼財政経済部長官はドル安ウォン高と関連し、「必要な場合、市場に手を加えるつもりだ」と市場介入の可能性をほのめかした。

18日、ソウル外為市場でのドルに対するウォン相場は、前日比16.0ウォン安の1065.4ウォンで取引を終えた。

これは1997年11月21日(1056.0ウォン)以来の最低値だ。同日の下落幅は、昨年9月22日(16.8ウォン)以来、最大のものだった。

ウォン相場は、先月19日以来一ヵ月で79.4ウォン急落している。

李副首相は、同日の外信記者懇談会で「政府は、外為市場が投機的な要因によって乱高下した場合には、何らかの手を打つつもりだ」と明らかにしたが、為替レートの暴落に歯止めはかからなかった。

同日の急速なドル安ウォン高は、ジョン・スノー米財務長官が17日(現地時間)、英国のロンドンで開かれたグローバル経済ブリーフィングで「為替レートに対する非市場的な介入は効果がない」とし、ドル安を容認する方針を示唆したところによるところが大きい。同発言を受け、ユーロの対ドル価値は一時最低値である1.3048ドルまで落ち込んだ。

外為銀行の外為運用チームの具吉謨(ク・キルモ)課長は「同日、東京の外為市場で円—ドル為替レートが103円台を割り込んだ上、企業が輸出代金として受け取ったドルを売り、下落幅が大きくなった。ウォン相場は1050ウォンまで下落しかねない」と述べた。