米大統領選挙の結果は、米市場の開放とスクリーン・クォーター撤廃など韓米通商懸案にも影響を及ぼす見込みだ。
専門家らは、米国の貿易赤字が益々拡大しているなか、米政府が各種の通商懸案に対して本格的な圧力を行使する可能性が高いという分析を出している。
対外経済政策研究院の李駿圭(イ・ジュンギュ)米州チーム長は「現在、米国内では米国に対して莫大な貿易黒字を見せている東アジア諸国をこれ以上座視することができないという雰囲気が広まっている」とし「米政府が韓国に対して農産物市場の開放やスクリーン・クォーター撤廃を強く要求してくる可能性が高い」と見通した。
それにもかかわらず、全体輸出の17.7%を占める対米輸出ではブッシュ大統領の再選が韓国に有利だという分析が支配的だ。
民主党のジョン・ケリー候補は、韓国と日本の自動車市場の開放が十分ではないと指摘するなど攻勢的な通商政策を予告してきたのに対して、共和党は相対的に自由貿易を擁護しているからだ。
外交通商部通常交渉本部の趙兌烈(チョ・テヨル)地域通常局長は「ブッシュ大統領はケリー候補と違い通商交渉問題で自由貿易原則を強調してきており、米国内の輸入障壁の緩和に積極的な立場であるため、対米輸出には肯定的な影響を及ぼすだろう」と予想した。
さらに、ブッシュ政権の大規模減税政策は米国内の消費心理を回復させて、韓国製品の米国輸出増加につながるものと分析される。
ただ、ブッシュ大統領の再選は原油高現象を持続させる見通しだ。ブッシュ大統領の中東地域への強硬政策が続く可能性が大きいだけに、中東地域の情勢不安が深まれば結局原油高は続くだろうという分析だ。中東地域への石油依存度の高い韓国としては否定的な要因だ。
国内産業別の明暗は大きく分かれるだろうという分析もある。大韓商工会議所は最近「米大統領選挙による影響と対応課題」と題した報告書を通じて、ブッシュ大統領の再選が国内の鉄鋼産業と海外建設受注にはプラス、情報技術(IT)分野にはマイナス要因だと分析した。
共和党は伝統産業に友好的であるため、ブッシュ大統領の再選は米国の鉄鋼景気の好調傾向が続いて対米輸出が増える要因に働くという。一方、民主党に比べて非友好的なIT分野では今の調整局面が続くと見通した。
また、ブッシュ大統領の再選で原油高が続けば、中東地域で国内建設社の受注は増えるだろうと見込んだ。
孔鍾植 黃在成 kong@donga.com jsonhng@donga.com






