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ユーダの苦悩、魂で歌う

Posted October. 18, 2004 23:40,   

「スーパースター」が誕生するだろうか。

アンドリュー・ロイド・ウェバーのロック・ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』の舞台が来月から始まる。タイトルでは「イエス」が「スーパースター」だが、ウェバーはユダの視線で見たイエスの最後の一週間を描いたこの作品を、当初『イスガリオット・ユダ・スーパースター』と名付けようとしたほど、ユダの比重が大きい。このため、誰がユダを演じるかも公演の度に関心の的になる。

韓国では1980年の初演の時、故チュ・ソンウン(1941〜1985)がユダを演じ、以後カン・サンエ、ユン・ドヒョンなどがこの役を演じて、「スター」になった。今度は「危険な恋」で有名な歌手JK金ドンウク(30)がユダに扮して、ミュージカルに初挑戦する。

「ユン・ドヒョンさんに電話をしたら、『良い役だから、絶対やれよ。僕もあの役をしてスターになったんだ』と言っていました。ところが、助言をしてくれと頼んだら、教えてくれなかったんですよ(笑い)」

台詞なしに歌だけで表現するこの作品は、音域が余りにも広く、主にロッカーたちがキャスティングされてきた。しかし、JK金ドンウクは主にソウル・ミュージックを歌う歌手。

「ロックがメインであることは事実ですが、ソウルの感じが強い曲もあります。『スーパースター』のような曲もそうでしょう」

練習室で彼が歌った『スーパースター』は、中低音のところではブロードウェー・オリジナル・キャスティングとほとんど区分できないほど似ていた。しかし、中低音の歌を主に歌ってきた彼が、182センチ、80キロの巨体で出さなければならない高音は、ファンにとっては関心の的で、彼には挑戦だ。

金ムンジョン音楽監督は、「高音を出すのも難しいが、これを12拍子以上引かなければならないので、実力のあるロッカーでも消化しにくい」と説明した。

彼が最も気を使っている曲は、イエスを裏切ったユダが自殺する前、苦悩と悲しみ、憤りと悔しさを込めて歌う『ユダの死』。金監督が、「ほかの曲は全部下手でも、この曲だけを上手に歌えば良い」と言うほど作品を左右する曲だ。

宗教劇の性格が強かった以前の「スーパースター」とは違って、00年のブロードウェー最新バージョンを土台にした今度の公演は、背景も現在に設定されていて、現代的な感覚と華麗さが強調される。マスコミが逮捕されたイエスを相手にし烈な取材競争を繰り広げ、ホットパッツ姿にサングラスをかけた天使たちが、ユダと一緒に歌う『スーパースター』は、ラスベガスのショーを連想させる。

錚々たる先輩たちが演じたユダ役に対する負担のためか、インタビューが行われている間、終始慎重な姿を見せたJK金ドンウクは、インタビューの終わり頃、こっそり欲心を現わした。

記者が製作会社の職員に「今度が何番目のユダか」を聞いた瞬間、彼は素早く口を挟んだ。

「(最も上手な)最初のユダと書いてください(笑い)」

11月6〜8日、京畿道(キョンギド)「文化の殿堂(テスト公演)」4万2000〜8万4000ウォン、11月18〜28日、「世宗(セジョン)文化会館大劇場」3万〜12万ウォン、02—501—7888。



康秀珍 sjkang@donga.com