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左右対立に埋もれた独立運動史を明らかにすべき

左右対立に埋もれた独立運動史を明らかにすべき

Posted August. 25, 2004 21:55,   

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は25日、「左と右の対立の悲劇的な歴史のために、独立運動史の一面では、知りつつも故意に葬っている側面がある」とし、「いまの韓国体制の中で過去の独立運動の先烈たちの理念と思想がどのように評価されようとも、あるがままの事実どおり明かにされなければならない」と話した。

盧大統領は同日、金祐銓(キム・ウジョン)光復会長ら独立有功者や遺族約150人を大統領府迎賓館に招待して、昼食を共にしながら、「韓国の独立運動史を未だに十分に発掘できていない。これは大きな宿題だ」と述べ、このように明らかにした。同日の盧大統領の発言は、これまで左翼系列で活動したという理由で、独立運動の活動を認められなかった人々に対する再評価を示唆するものであり、波紋が予想される。

盧大統領は、「時代を逆に生きた人が勢力を得て、正しく生きようと努力する人々を嘲笑する歴史が続く限り、韓国社会に未来はない」と述べ、歴史真相究明作業に対する強い意志を重ねて明らかにした。

盧大統領は、「歴史究明よりも経済の活性化に力を入れるべきだ」という主張に対して、「経済を口実に国家的な事業を回避しようとする試みが、再び容認されてはならない」として、「すべての国が、歴史を正しく究明すべきことはしながらも経済を発展させ、そうした国が経済でうまくいっている。歴史真相究明は、決して経済の支障にはならない」と釘を刺した。

国家情報院などの国家機関の自発的な歴史究明作業に対して、盧大統領は、「これは国家的事業なので、いくつかの政府機関が独自に明らかにして整理するというものではない」とし、「国会で作る新しい機構で調査をするなら、調査がスムーズに進むように十分に準備し、積極的に協力する」と述べた。



金正勳 jnghn@donga.com