監査院は、一部の公務員が官用クレジットカードで金を買い込んだ後、これを売り返した形にして現金化する「クレジットカードの架空決済」事例を数百件摘発したことで、公金横領の疑いについて調査中であると明らかにした。
監査院の高官は1日、「信用不良の公務員の官用クレジットカードの使用実態を追跡調査した結果、金を購入したケースが数百件あった」とし、「官用カードで金を買い入れる理由がないのに、カードを金の購入用途として使用したことはカードの現金化を通じて、個人の負債を返済する目的だったものと見られる」と述べた。
また、「一部の部署の場合、少数の公務員が官用カードで数千万ウォン台をクレジットカード代金返済用に使った事実を予備調査段階で摘発した」とし、「調査が本格的に進めば、こうしたケースがさらに多く出てくるだろう」とした。
監査院が重点監査対象としてあげている公務員は銀行連合会の信用不良者登録者のうち、特定部署の経理会計分野で3年以上勤務している約500人だった。
監査院の別の関係者は、「今回の特別監査は別途に時限を置かずに、調査を続ける方針だ」とし、「下位職の実務者だけでなく、高位職までも監査対象に含まれる」と明らかにした。また、「公職社会の官用クレジットカード使用実態に対する監視監督体系がまったく整っていないため、こうしたとんでもない公金横領が発生している」とし、「監査が終われば、関連者や責任者を懲戒し、官用クレジットカードの執行に対する制度改善策も設ける」と話した。
崔永海 yhchoi65@donga.com






