
▲良い水とは〓医学者たちは、すべての不純物が取り除かれた飲み水を一番よい水としてあげる。水を沸かしてから水蒸気を集めて作った蒸留水がその最たる例だ。ところがこれについて「蒸留すれば、体によい微生物までも死んでしまう」と感心しない向きもある。
よくミネラルウォーターという名前で売られている飲み水は殺菌過程を経る。浄水器も各種の細菌と重金属をろ過する。そのため、この種の水もある程度はよい水と見受けられる。
水道水はどうか。沸騰すれば、大部分毒素が取り除かれるが、ミネラルは残っている。ただし、重金属はいくら湧かしてもなくならない。いずれにせよ、当局の水質管理を信頼するしかない。
▲ミネラル論争〓ミネラル含量だけをみれば、輸入産ミネラルウォーターが韓国産より高い。実際、輸入業者も「豊かなミネラル」を売り物にしている。
しかし、専門家たちは水に入っているミネラルの健康効果については否定的だ。水のもっとも大きな役割が水分供給である上、すでに他の食べ物を通じてミネラルを十分得ているからだという。
カルシウムの例を挙げてみよう。1Lを基準にした際、ミネラルウォーターのカルシウム含有量は、60〜80mgばかりであり、牛乳は1000mg程度だ。成人のお勧め量は一日700mgだ。そのため、カルシウムの補充が目的なら牛乳は0.7L飲めばいいが、ミネラルウォーターは最大9Lを飲まなければならない。
すでにたっぷりミネラルを摂取したのに、またしてもミネラルを多く飲んだとしたなら、副作用が生じるおそれもある。カルシウム、鉄、ソデュウムなどのミネラルは、過度に摂取すれば血管や関節にくっついて動脈硬化と関節炎を誘発しかねない。結局、高い飲み水より水道水でもきちんとした飲み方をするのが健康の秘訣になるわけだ。
▲おいしい飲み方〓一般的に4℃前後の冷たい水が飲みやすい。六角水に変わり、吸収されやすいからだ。
一般的に水分子は五角形の輪の形をしているが、温度が低くなるほど六角形の輪を作った六角水に変わる。細胞壁を通過し、必要な器官に容易に移動する。浄水器の水は冷やした状態で、水道水は沸かして冷蔵庫に2、3時間入れておいてから飲めばいい。
好みによって水を沸騰する際に、小麦茶やトウモロコシ茶のティーバックを入れれば、「水を飲み、栄養も得る」一石二鳥の効果が期待できる。漢方では、陶器に入れて飲めば、水の性質が変わらず、味が維持できるという。
粉ミルクを入れるときには生ぬるい水がいい。乳児はまだ腸の機能が発達せず、冷たかったり、熱かったりする水に適応できないからだ。また、ティーバックを入れて沸騰した水もよくない。ここから出た栄養分をまだ消化する能力がないからだ。
(アドバイス〓仁済(インジェ)大学医学部付属ソウル白(ベク)病院家庭医学科のファン・イギョン教授、カトリック大学聖母(ソンモ)病院家庭医学科の金ギョンス教授、成均館大学三星(サムスン)ソウル病院内分泌科の金グァンウォン教授)
金相勳 corekim@donga.com






