
19日午前、大邱(テグ)オリオンスの金ジン監督は昨夜も飲みすぎたと打ち明けた。またインタビューの間、やめたはずのタバコを再び吸いはじめた。前日、LGとのプレーオフ第3戦で延長戦のすえ負けた金監督の話を聞いてみた。
「我慢するのも限界があります。バスケットボールのコートに公正な判定が消えてもう久しい。あるのは勝敗だけです」
金監督は第3戦の敗北を決して受け入れられないと言った。彼が提示する「明白な」誤審の例は2つ。第4クオーターでLGのトーマスがボールを持ったままエンドラインを越えたのに黙認した点。オリオンス・レーザーのチップインシュートをシリンダールール違反だとして認めなかった点だ。問題は2ケースがいずれも一歩も譲れない接戦が繰り広げられていた瞬間に出て、オリオンスに決定的に不利に働いた点だ。
事態が深刻化するや、ユ・ヒヒョン韓国バスケットボール連盟(KBL)審判委員長は、「特定審判に被害意識を持っているのが問題だ。判定にきれいに承服する姿勢がほしい」と話した。しかし、同日の試合を見守った多くのバスケットボール関係者が誤審を認めている。
「どうして紳士的なチームだけずっと損しなければならないんでしょうか。今年が初めてだとしても悔しいのに、2年連続でやられているじゃないですか」
オリオンスは昨年、TG三宝(サムボ)とのチャンピオン決定戦第5戦でも決定的な不利益を被った。試合終了1分を残して76—73でリードしていたところ、時計が15秒も停止するまさかの事態で同点に追い付かれ、そして延長戦で負けたもの。第4戦まで2勝2敗をマークしていたオリオンスは第5、6戦で連続して敗北し、チャンピオンタイトル奪還の夢をあきらめるしかなかった。「切歯扼腕して、やっとたどり着いたプレーオフでまたやられたのだから、このまま黙っているわけにはいかない」というのが金監督の言葉。
沒収試合波紋、記録作りにわざと協調する事態など、例年に増してトラブルの多かった今年のプロバスケットボール。プレーオフで発生した今回の事態は審判の資質の問題点を露にしたもうひとつの悪材料。
「バスケットボール関係者みんなで最善の試合を行なうことだけがファンに謝罪する道です。このまま行けば、バスケットボールは共倒れになってしまう。ファンが見守っていることを忘れてはなりません」。金監督の疲れきった表情に、韓国プロバスケットボールの現状を見ているような気がした。
李元洪 bluesky@donga.com






