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コエリョ監督の新戦略、効き目は?

Posted February. 13, 2004 23:21,   

13日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)ワールドカップ(W杯)競技場。2時間に及ぶ訓練が終わると、選手らは汗ビッショリになっていた。しかし、まだ終わったわけではない。ジョセ・アウグスト体力担当コーチの指示に従って、再びグラウンドを走らなければならなかった。

「チームの雰囲気に厳しいものがあります。競争で生き残るためには死に物狂いで取り組まなければなりません。」

口の中から焦げ臭い匂いがするほど走った選手らは肩で大きく息をしていた。金南一(キム・ナムイル、全南)は、「スタメンの座を取るためには全身でぶつからなければならない」とあえぎながら語った。

ウンベルト・コエリョ韓国サッカー代表チーム監督(54)が変身した。これ以上「心の優しいおじさん」ではない。「トラ監督」と言われるほど厳しい調教師が彼の変身した姿だ。「代表選手には責任意識が求められる。」彼は10日、代表チームを召集するやいなやこう宣言した。それだけではなかった。「ポジション別に2人の候補を置く。競争で勝ち残った者だけが確実なスターティング・メンバーだ」という言葉で機先を制した。

召集の翌日に実施した体力テストにも、コエリョ監督の腹案が隠してあった。能力とコンディションをデータ化して選手をコントロールしようとする意図だ。

安貞桓(アン・ジョンファン、横浜)、金南一(キム・ナムイル)、薛鐗鉉(ソル・ギヒョン、アンデルレヒト)、朴智星(パク・ジソン、アイントホーヘン)、李雲在(イ・ウンジェ、水原)、崔眞迵(チェ・ジンチョル、全北)は2002W杯4強神話の主役。この錚々たるスターらもコエリョ監督の標的になった。「代表チームに残るか立ち去るかをはっきりしろ」と強いパンチを放ったもの。

金ヨングァン(21、全南)、金ドゥヒョン(22、水原)、チェ・ウォングォン(23、安養)など「若い血」を大挙抜擢したのもコエリョ監督の変貌した側面を見せてくれる。無限競争を予告しているのだ。

「隣のおじさん」がどうして急に「ハルク」に変わったのだろうか。何より「足元に火がついた」ためだ。06ドイツW杯地域予選とアジアンカップ大会を控えて、昨年のようにベトナムやオーマンなど弱体チームに負ければ、監督の座が危うくなる。ただでさえ更迭論が頭をもたげているところだ。

さらにポルトガルを2000欧州サッカー選手権大会で4強に導き、モロッコをアフリカ最強のチームにまで引き上げた自尊心も無視できない。8月で彼の任期が終わる。これ以上韓国で、見所のない監督になるわけにはいかないというのが彼の覚悟だ。

コエリョ監督は14日午後7時、文殊W杯競技場で行われるオーマンとの評価戦には海外派を大挙投入して最強の陣容を構築するとみられる。安貞桓を最前方のストライカー、車ドゥリ(フランクフルト)と薛鐗鉉を左右ウィング、朴智星を攻撃型MFとして起用して、昨年オーマンに喫した1—3の敗北を雪辱するという作戦だ。

「私にこれ以上の敗北はない」と宣言したコエリョ監。その変身の「効き目」を期待してみよう。



梁鍾久 yjongk@donga.com