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外換銀行、LGカード支援策を拒否

Posted February. 05, 2004 23:28,   

外資係ファンドが大株主の外換(ウェファン)銀行が、LGカード支援を拒否する決定を下した。また韓美(ハンミ)銀行は支援策のうち一部だけを受け入れると明らかにし、16の債権金融会社が合意したLGカード正常化のための支援策の修正が避けられなくなった。

外資系が国内の金融会社を所有し始めて以来、政府の協調要請を真っ向から拒否したのは今回が初めてだ。

米国系ローン・スター・ファンドが大株主の外換銀行は5日公示を出して、「取締役会を経て、LGカード債権団共同管理方案(出資転換と新規流動性支援)に参加しないことにした」と明らかにした。外換銀行は既存債券587億ウォン分を出資転換して新規で584億ウォンを支援する予定だった。

金亨鏜(キム・ヒョンミン)外換銀行常務は、「政府政策に対する協調の必要性は分かっているが、外換カード合併などによる流動性支援と充当金設定の負担のため、LGカードを支援するのは現実的に不可能だ」と述べた。ただ、外換銀行は今年上半期に到来するLGカード債券と企業手形(CP)の満期は引き延ばすことにした。

米国係ファンドのカーライルが大株主の韓美銀行も、「LGカードに対する334億ウォンの新規支援と出資転換には同参するが、既存の貸出金335億ウォンの出資転換はできない」と明らかにした。同行は、「既存の貸出金335億ウォンは銀行の金ではなく、顧客の銀行信託を通じて買い入れた債券なので、勝手に出資転換できない」と説明した。

2行が資金支援を全部または一部拒否したことで、16の金融会社が既存債券2兆ウォンを出資転換して1兆6500億ウォンの新規資金を支援するといった既存合意は事実上白紙に戻された。これと関連し、「16の債券金融機関がみんな参加する」という前提でLGカードへの支援を決めた、ハナ、新韓(シンハン)、朝興(チョフン)銀行などは、近く再び取締役会を開いて支援するかどうかを話し合うことにした。

金融監督委員会の尹庸老(ユン・ヨンロ)監督政策2局長は、「今後の日程は産業銀行を中心にした債権団が決める事であり、2行を外した支援策が話し合われるだろう」と述べた。しかし、国民(ククミン)銀行など民営の金融会社はこれ以上の負担を背負うことには絶対反対するという立場なので、難航が予想される。



申錫昊 朴賢眞 kyle@donga.com witness@donga.com