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鳥インフルエンザが拡散…政府、タイ産鶏肉輸入を全面禁止

鳥インフルエンザが拡散…政府、タイ産鶏肉輸入を全面禁止

Posted January. 24, 2004 23:24,   

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タイとカンボジアで鳥インフルエンザが新たに確認され、ベトナムとタイでは鳥インフルエンザで死亡した患者が相次いで発生するなど、鳥インフルエンザがアジア全域に拡散している。

これを受けて農林水産部(農林部)は24日、タイ産鶏肉と鴨肉の輸入を全面禁止した。

疾病管理本部(金ムンシク本部長)も同日、ベトナム、タイ、カンボジアなどを訪問する旅行客たちに危険地域への訪問を自制するよう呼びかけ、この地域を旅行してから12日以内にインフルエンザの症状が現われれば、すぐ保健所に申告することを要請した。

世界保健機関(WHO)は鳥インフルエンザ・ウイルスが変異を起こして、人から人へも伝染させる可能性があると警告している。

去年10月以後、鳥インフルエンザが発生した国は韓国、日本、台湾、ベトナム、タイ、カンボジアの6ヵ国。特に、タイは鳥インフルエンザ発生事実を最初は隠ぺいしようとしたが、後になって事実関係を認めたため、被害をさらに拡散させたという疑惑を受けている。

タイ政府は23日、「鳥インフルエンザ患者2人と疑心患者3人が発生した」と初めて公式確認しながら、「患者疑い例の中で56歳の男性が死亡した」と発表した。

国連食糧農業機関(FAO)は23日、カンボジアでも鳥インフルエンザが発生したことを確認した。

WHOは24日、ベトナム・ホチミンで13歳の少年と8歳の少女が鳥インフルエンザに感染し死亡したと確認した。これによって、WHOがベトナムで鳥インフルエンザで死亡したと確認した患者は計7人に増えた。ベトナムには公式確認された死亡者以外にも、鳥インフルエンザ症状で死亡した患者がさらにいると外信は伝えた。

韓国の疾病管理本部は、韓国でも鳥インフルエンザにかかった患者が発生している可能性に備えて、鳥インフルエンザ発生地域内のすべての重度呼吸器疾患者に対して精密追跡疫学調査を実施することにした。

管理本部は、「去年12月、鳥インフルエンザ発生以後、全国8の市郡、1587人に対して追跡疫学調査を実施した結果、現在までは鳥インフルエンザが疑われる患者はいない」と明らかにした。

農林部はタイ産に対しては鶏肉と鴨肉だけでなく、オウムなど他の鳥類と関連生産物も国内搬入を禁止することにした。去年、タイから輸入された鶏肉と鴨肉はそれぞれ4万1263tと264tだ。