「わが同胞が住む南側ってこれほど美しいとは知らなかったです。がんばって応援したいと思います」
21日開幕した大邱(テグ)ユニバーシアード(U)大会に北朝鮮応援団として参加した李ウンヘ(20・平壤演劇映画大学・写真)さん。赤いTシャツに野球帽、ベージュのパンツを着こなした姿が溌剌として印象的だ。前日、金海(キムヘ)空港に到着した際、白いチョゴリに黒いギャザースカートという落ち着いた身なりとはまた別の感じだ。
宿舎の八公山(パルコンサン)中腹にある大邱銀行の研修院で、韓国での最初の一夜を過ごした彼女は、同日午前9時に研修院の前にある芝生の運動場で行われた歓迎式典で終始明るい表情だった。前日の夜遅く宿舎に到着して部屋を割り当てられ、荷物を片付けてから午前零時を過ぎて寝床に入ったため、つかれ切っているはず。しかし、一緒に来たブラスバンドの演奏にあわせて応援歌「統一烏鵲橋」を歌う姿からも、拍手の拍子をとって「わが民族同士の統一」と叫ぶ姿からも、くたびれた様子はまったくみられなかった。
「まるで故郷に来たような気がします。寝心地もいいし、何も不自由な思いをしないほど、みんな優しくしてくれて感謝しています」。
今回来た応援団は、北朝鮮全国から均等に選抜された。平壤(ピョンヤン)演劇映画大学のほかに、金日成(キム・イルソン)総合大学の金ヒョンジク師範学部、沙里院(サリウォン)1師範学部など、各大学が推薦した学生たちだという。専攻も美術、音楽、舞踊、外国語などさまざまだ。
李さんをはじめ今回の応援団の姿は、昨年10月の釜山(プサン)アジア大会の際、初めて来た応援団とはだいぶ異なる。昨年来た応援団がややかたくなな表情で機械的な答えの一点張りだったのに対し、今回の応援団の表情はずっと柔らかくて、雰囲気にも自由が見受けられる。
また、赤い口紅で女性らしさを強調していた昨年とは違って、ナチュラルな薄化粧で清純美の見栄えがする。
「17日到着の予定が取り消されたときは、途方にくれました。初めての南への訪問に心がわくわくしていたからです。でも、こうやってやっと来ることができてとてもうれしいです」。
李さんは「応援の練習をたくさんしましたので、よく見ていてください」と、北朝鮮とデンマークの男子バレーボール試合が行われる大邱体育館へ向かった。
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