ここに二人の投手がいる。
ジョン・スモルツ(36、アトランタ・ブレーブス)とエリック・ガニエ(27、LAドジャース)。もうこれ以上説明する必要もない、最高の抑え投手である。
1998年マーク・マックワイア(当時セイントルイス・カーディナルス)とサミー・ソーサ(シカゴ・カブス)がシーズン最多ホームランの新記録をかけて友情対決を繰り広げたように、スモルツとガニエも今年新記録に向けて競争中である。
目標は今季最多セーブ。
1990年シカゴ・ホワイトサックスのバビー・テックペンが打ち立てた57セーブが大リーグの記録である。19日現在、スモルツは43セーブ、ガニエは41セーブと肩を並べてナショナル・リーグの救援投手1,2位を占めている。チームが今季162試合をすべて消化すれば、スモルツの予想セーブは56、ガニエは54。
二人とも先発投手から抑えに回ったケース。だが、情況はまったく違う。
スモルツはアトランタの先発エースだった。90年代最高のチームと評価されたアトランタで、スモルツはトム・グランビ(現在ニューヨーク・メッツ)、グレグ・マダックスとともにファンタスティックな「先発トリオ」だった。だが、99年のシーズン後、ひじの手術を受けて1年間のリハビリを受けた。
負傷の再発を恐れたチームは、彼に抑えの投手という新たな仕事を与えた。01年を適応期間として過したスモルツは、昨年ナ・リーグ記録の55セーブを記録し、「アトランタの守護神」としての位置を固めた。
反面、ガニエはこれといった取り柄のない先発投手だった。99年に大リーグに入門した後、3シーズンを先発で11勝14敗。だが、LAドジャースのジム・トレイシー監督はガニエに抑えとしての才能があることを発見し、昨年から救援専門投手にまわされた。
ガニエは昨年52セーブにで防御率1.97という驚くべき好成績をおさめ、生まれ変わった。彼は「多くのイニングを投げる先発は性にあわなかった。短く確実に投げるのが私の性質だ」として、新たな任務を楽しんでいる。
二人のスタイルは典型的なパワーピッチング。155〜158kmにおよぶ恐るべき豪速球にスライダー(スモルツ)とチェンジアップ(ガニエ)を主要兵器として持ち備えている。スモルツは夢の0点台(防御率0.92)を更新中で、ガニエは今季たったの一回の失敗もない完璧な41連続セーブを更新しつづけている。
果たして誰がナ・リーグの救援投手王とシーズン最多セーブ新記録の栄光を同時に手にするのだろうか。
ssoo@donga.com






