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フィリプーシス、光束サーブで8強入り ウィンブルドン大会

フィリプーシス、光束サーブで8強入り ウィンブルドン大会

Posted July. 01, 2003 22:05,   

豪州の美男テニススターであるマーク・フィリプーシス(27)の異名は「スカッドミサイル」。193cmの高い身長を利用して上から打ち込む強力なサーブのために付けられた。

その光速サーブが世界トップのアンドレ・アガシ(33、米国)を下した。1日、英国ロンドン近郊のオールイングランドクラブで行われた今季メジャー第3戦のウィンブルドン選手権男子シングルス4回戦。

ノーシードの世界48位フィリプーシスは強力なサーブを武器にアガシとの接戦のすえ、3—2(6—3、2—6、6—7、6—3、6—4)で勝った。フィリプーシスは、46のエースを奪い、1997年にゴラン・イワニセビッチ(クロアチア)がマークした1試合最多記録に並んだ。グランドスラム大会の1試合最多サーブエース記録は、99年USオープン準々決勝でリハルト・クライチェック(オランダ)が立てた49本。

とくに、フィリプーシスは、勝負の分かれ目となった第5セットだけで11本のサーブエースを記録した。ファーストサーブの最高時速は216kmで、セカンドサーブもどの選手のファーストサーブ並みの193km。アガシとの戦績で6連敗の鎖を切って、2000年以降、通算4回目のベスト8入りを果たしたフィリプーシスは、世界ランキング198位のアレクサンダー・ポップ(ドイツ)と準決勝進出をかけて戦う。

アガシの脱落で今大会のべスト8は、73年以来初めてウィンブルドン優勝経験のない選手で競われる。また、世界最高のサーブタイ記録(239.8km)を持っている第5シードのアンディ・ロディック(米国)は、「タイの英雄」パラドン・スリチャパンを3—1(6—4、3—6、6—3、6—2)で下してベスト8入り。

一方、韓国のソク・ヒョンジュン(浦項高)は、ジュニア男子シングルス1回戦で、アレックス・クスネチォプ(米国)に2—1(6—7、7—6、6—4)で逆転勝ちし、2回戦進出を決めた。



金鍾錫 kjs0123@donga.com