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「米朝中3者の外交チャンネルは維持へ」中国新華社通信

「米朝中3者の外交チャンネルは維持へ」中国新華社通信

Posted April. 25, 2003 22:04,   

北朝鮮の核問題解決のために北京で開かれた米国、北朝鮮、中国の3者協議が、後続会談の日程を決めることができないまま、これといった成果もなしに3日間の日程を終えて、25日に終了した。

米朝両国は核廃棄と体制保障問題をめぐって根本的な立場の隔たりを狭めることができなかった。さらに会談の過程で北朝鮮の核兵器保有に関する発言が出て、後続会談の再開に難航が予想される。

しかし、王毅中国外交部副部長は、会談最終日の同日、米側首席代表のケリー米国務次官補(東アジア太平洋担当)と北朝鮮側首席代表の李根(リ・グン)外務省副局長と一緒に会った。両側の首席代表はこの席で3者間の外交チャンネルを維持することで合意した、と中国官営新華社通信が報じた。

これに先立ち、李肇星中国外交部長は米朝の首席代表と個別に会談し、「核問題は複雑で敏感だ。しかし、その解決は人にかかっているだけに、韓半島の平和と安全のために韓半島の非核化という大局的な見地に立って、引き続き平和的対話方式で問題を解決しなければならない」と話した、と中国外交部の劉建超報道官が伝えた。

また3国代表は、会談場所の釣魚台に席を移して米中、朝中の二国間非公式協議を行ったものの進展はなかったと、北京外交筋が伝えた。

ケリー次官補は同日午後、韓国入りし、尹永寛(ユン・ヨングァン)外交通商部長官と李秀赫(イ・スヒョク)外交部次官補と相次いで会談し、3者協議の結果と核兵器保有を認めた北朝鮮の発言などについて説明した。



金影植 yshwang@donga.com spear@donga.com