Go to contents

逆境のサッカー人生、陣順珍が復活

Posted March. 26, 2003 22:40,   

今シーズンはどうなるのだろうか。

「不運の選手」というレッテルを貼られたストライカー陣順珍(チン・スンジン、29、安養LG)。23日、三星(サムスン)ハウゼンリーグ2003シーズン開幕戦で決めた2ゴール1アシストの成績は、彼にとっては夢のような成績だ。今年でプロ5年目だが、負傷の連続で、昨シーズンまで通算35試合7ゴールしか決めなかった陣順珍。そのためか、久しぶりにスポットライトを浴びた彼は、喜びを隠しきれなかった。陣順珍はこの日、チーム同僚のヒカルドのシーズン初めてのゴールをアシストした後、自分も2ゴールを続けて決めた。

彼のサッカー人生は、まるで一編のドラマのようにさまざまな難関を克服してきた。彼が初めて注目されたのは、車範根(チャ・ボムグン)監督が98年フランスワールドカップ(W杯)を1年前に控えて彼を代表選手に抜てきしてからだ。尚志(サンジ)大学出身で実業チームのハレルヤの所属だった彼の代表チーム抜てきは、破格なものだった。97年、全国サッカー選手権大会で得点王となるなど、ゴールゲッターとして名声は高かったが、プロではなくアマチュア選手だったからだ。だが、陣順珍は目立った活躍を見せず、W杯本戦メンバーから脱落し、ファンの記憶から忘れ去られた。

陣順珍が再び注目されたのは、99年の新人ドラフトの時。当時、1位指名権を持っていた安養(アニャン)が彼を選択したのだ。

しかし、期待とはうらはらに、彼は入団初期から腰を負傷し、11試合で1ゴールしか決められなかった。また、翌年には交通事故で首と肋骨を折る重傷を負い、長いスランプに落ち込んだ。負傷の後遺症で活躍ができなったため、球団は01年5月、彼を任意脱退選手として公示した。そして、陣順珍自身もサッカーを諦めると言ってチームから脱退するなど、選手生活の最大危機を迎えた。

このような彼を再びグラウンドに立たせたのは、趙広来(チョ・グァンネ)監督だった。安養の指令塔を担当した初年度、自分の手で選んだ陣順珍の不運を惜しんだ趙監督が「最後の機会だと思って、もう一度やってみようじゃないか」と機会を与えた。陣順珍はその期待に応え、昨シーズン後半期、18試合で6ゴールを決め、再起に成功した。

陣順珍は今シーズンに選手生活の全てをかける覚悟だ。昨年冬の苛酷な冬季訓練も、その目標を達成するために耐え抜いた。不足した体力を集中的に補強した陣順珍は、コーチングスタッフから主攻撃手として合格点をもらい、その結実が開幕戦で現れた。一見、柔軟そうには見えないが、100メートルを12秒で走るなど優れた瞬発力と、右足と左足を自由自在に使える攻撃力が目立つ陣順珍。

彼の再起に期待をかけたい。



金尙浩 hyangsan@donga.com