今年に入って家計の負債償還の負担やクレジット・カードによる不良債務が拡大し、家計貸出の延滞率が上昇傾向にある。
銀行は最近、家計貸出延滞率が危険な水準に達したと見て非常管理に入ったが、延滞率の上昇傾向は当分続くものと見られる。
▲銀行負債の返済不能家計が増加〓27日金融界の関係者によると、国民銀行の2月の家計貸出延滞率は1月の2.7%より0.2〜0.3%増の3%に及ぶという。
国民銀行の家計貸出延滞率は昨年3月=1.8%、6月=1.89%、12月=2.2%などと引き続き増えてきた。延滞率を減らすため、先週、主要事業部が共同で参加する「延滞管理タスク・フォース・チーム」まで設置した。
ウリ銀行の家計貸出延滞率も1月末の1.34%から2月末には1.5%まで上がるものと推定される。延滞率は昨年末0.85%から急激に上昇し、今月初めに各営業店に延滞率特別管理指示文を送った。
1月末1.8%だった朝興(チョフン)銀行の家計貸出延滞率は今月0.2〜0.3%上がり、外換(ウェファン)銀行も1.5%から1.7〜1.8%に上昇する見通しだ。
新韓(シンハン)銀行は昨年末0.72%から1月末に0.88%に上昇し、2月には1.1%を予想している。
家計貸出のうち、相対的にもっとも安全な不動産担保貸出も不良債権化する可能性があると分析されている。
都市銀行の関係者は、「江南(カンナム)地域の大型ビラを中心に住宅担保貸出の不良債権化する傾向を示している」と明らかにした。
▲カードの延滞率は二桁、経営は大赤字〓国民、外換、LG、三星、現代など大半のクレジットカード社の延滞率が上昇し、経営も悪化している。
国民カードはカード貸出を含めた延滞率(1カ月以上基準)が昨年末9.3%から1月末13.62%と3.7%上昇した。
外換カードの延滞率も1月末9.9%と、昨年末の7.3%に比べて2.6%上がった。
このように延滞率が上がると、業界の1、2位を争っていた三星(サムスン)とLGを含めた全てのカード社は1月に大規模な赤字を記録したものと見られる。
カード社は家計貸出限度の抑制など規制が続いている上に、景気さえも悪化し、延滞率が第2四半期(4〜6月)まで引き続き上昇すると見ている。
林奎振 申致泳 mhjh22@donga.com higgledy@donga.com






