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韓国経済に「沈滞警報」

Posted February. 20, 2003 22:57,   

韓国経済が「四面楚歌」状態に陥った。今年に入ってから、月別貿易収支が3年ぶりに赤字になり、失業率は大幅に増加している。

さらに、国際原油価は上がり続け、物価も不安な様相をみせている。最近、国内外の悪材と不確実性のために、内需と投資が凍結している点を考慮すれば、経済のすべての分野で「赤信号」が灯ったと言っても過言ではない。

三星(サムスン)経済研究所の丁文建(チョン・ムンゴン)専務は、最近の国内外の経済状況に関して、「対外の条件が不確実であるうえ、内需も落ち込んでいる状況なので、少なくとも今年の第1四半期には赤字の基調が維持される可能性が高い。韓国経済にも『ダブル・ディップ(double dip)現象』(しばらく景気が回復した後、再び沈滞に陷る現象)が起きる可能性がある」と分析した。

▲3年ぶりに赤字に回った貿易収支〓これまで黒字行進を続けてきた貿易収支が、先月、3年ぶりに赤字になったのに続き、今月も赤字が確実視されている。

関税庁が20日に発表した1月の輸出入実績確定値によると、先月の貿易収支は8700万ドルの赤字を出したという。月別貿易収支が赤字を出したのは、2000年1月以来のことだ。

また、産業資源部(産資部)が集計した今月1〜19日の輸出は73億4000万ドルにとどまり、輸入は92億2400万ドルで、輸入が18億8400万ドル多く、2月も赤字が確実視される。

産資部の朴鳳圭(パク・ポンギュ)貿易政策審議官は、「2月の輸出は135億ドル前後に止まるとみられるが、輸入は140億ドルを超える可能性が高く、少なくとも5億ドル以上の貿易赤字が出る見通しだ」と話した。

▲失業率の上昇、「青年失業」が深刻〓最近、景気が急速に冷え込んだことから、雇用状況が大いに悪化している。

統計庁が同日に発表した「1月の雇用動向」によれば、1月中の就業者は前月比2.2%(49万人)減少した2156万2000人で、失業者は12.4%(8万7000人)増加した78万9000人だった。

これによって、1月の失業率は1カ月前より0.4%上昇した3.5%と集計された。これは、去年9月以来、10カ月ぶりに最も高い水準で、去年9月以来、引き続き失業率が高くなっている。

特に、20代(20〜29歳)の青年層の失業は深刻な水準と表れた。

1月の20代の失業率は1カ月前より1.5%増加した8.1%で、2001年3月(8.2%)以来最高値だった。これは全体の失業率より2倍以上高いものだ。1月には20代の失業者数が6万6000人も増えた。

▲上がり続ける油価と韓国物価〓イラクに対する米国の強硬な態度などから、西部テキサス重質油(WTI)の価格がバレル当たり37ドルを超え、12年余りぶりに最高値を記録した。

韓国石油公社が20日に発表したところによると、現地で19日に取り引きされたWTI価格はバレル当り37.17ドルで、前日比0.30ドル上がった。これは湾岸戦争当時の1990年10月16日の38.89ドル以来最も高い水準だ。

韓国が最も多く搬入する油種である中東山ドバイ油の価格も、前日比0.56ドル上がったバレル当り30.27ドルとなり、再び30ドルを超えた。ここ10日間のドバイ油の「10日移動平均価格」は1日前より0.17ドル上がった29.87ドルで、30ドル突破が秒読みに入った。

国際原油価格の上昇は、韓国の物価に直接的な影響を及ぼし始めた。

韓国銀行が同日に発表した「1月の加工段階別物価動向」によると、原材料と中間材の価格は前月比1.0%、去年同月比5.6%上昇した。