
やはり永遠の強豪はいない。
13日は、国際サッカー連盟(FIFA)の「国際Aマッチ・デー」。世界各地で27試合が行われたが、フランス、イングランド、ドイツ、アルゼンチンなどサッカーの強豪が苦杯をなめる異変が続出した。
FIFAランキング2位のフランスは、ホームで行われたチェコとの試合で、ジダン、アンリなど豪華メンバーが出場したが、15位のチェコに0−2で負け、2002年韓日ワールドカップ(W杯)の惨敗に続く屈辱を味わった。
また、8位のイングランドが50位のオーストラリアに敗れる異変も起きた。イングランドは格下と言われたオーストラリアのポポヴィッチとキューウェルにボールを奪われ、1−3と完敗した。
さらに、2002年W杯準優勝のドイツは、ゴールデンボール受賞者のGKカーンも出場したが、スペインに1−3で敗れ、南米の強豪アルゼンチンは、オランダに0−1で敗れた。
この日のスターは、ドイツのゴールネットを2度も揺らしたスペインのラウル(26)。ラウルは、Aマッチ59試合に出場、この日の得点で代表通算ゴールを31に伸ばし、スペインのAマッチ最多ゴール記録を更新した。イングランドのルーニーは、17歳111日でオーストラリア戦に出場、イングランドの代表最年少出場記録を塗り替えた。従来の記録は、1879年スコットランド戦に出場したジェームズ・プリンセフの17歳252日だった。イタリアとポルトガルの試合では、両チームの監督の明暗が分かれた。2002年W杯でブラジルに優勝をもたらし、ポルトガル代表の監督に就任したスコラリ監督は、デビュー戦で0−1と黒星を喫した。一方、W杯でベスト8入りをかけた試合で韓国に負け、更迭がうわさされたイタリアのトラパットーニ監督は安堵のため息をついた。
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