三星(サムスン)グループは、来年8兆8000億ウォン規模の設備投資を行う。
三星の構造調整本部は、来年度の設備投資額を、今年の6兆5000億ウォンより35%多い8兆8000億ウォンにしたと24日発表した。研究開発費は、今年の3兆7000億ウォンより16%多い4兆3000億ウォンを投資することにした。
三星が世界の金融市場の不安と米景気の不透明、通商摩擦の増大など、不安定な国内外の環境にもかかわらず、研究開発費と設備投資を増やすことにしたのは、主力分野に対する集中投資を通じて、競争優位性を確実なものにするための戦略とみられる。
主な投資の内容は、京畿道(キョンギド)の華城(ファソン)工場の半導体300mm(12インチ)12ラインと、超薄膜トランジスター液晶表示型ディスプレー(TFT—LCD)第5世代の6ラインを新設、プラズマディスプレーパネル(PDP)など、次世代ディスプレーと携帯電話工場ラインの増設などだ。三星電子をはじめ、電子系列社の設備投資が7兆ウォンを超え、三星グループ全体の90%を占める見通しだ。
三星はこれについて、李健熙(イ・ゴンヒ)会長が「不況のときにこそ、投資を大幅に増やし、ライバル会社との差別化を図ろう」と指示したことを受け、「国内の景気活性化を早め、主力分野で絶対的な競争優位を確保するため、戦略分野の設備投資を大幅に増やすことにした」と説明している。
しかし、来年度の事業計画は予想為替レートを1ドル1100ウォンにするなど、やや保守的に立てていることから、売り上げ高と純利益は、それぞれ今年の水準になるだろうと予想している。
一方、三星グループは今年の売り上げ高は137兆ウォン、純利益15兆ウォン(主要系列社合計)で、史上最多の業績を上げたものと集計された。これは昨年に比べて、売り上げ高は10%、純利益は127%増えている。また、今年312億ドルの輸出を達成し、韓国の輸出額全体の1600億ドルの20%を占める見通しだ。三星は21日に開かれた社長会議で、来年度の輸出目標を今年より17%多い365億ドルと定め、系列社ごとにこれを達成するための事業戦略を確定した。
負債比率は、1997年末の366%から今年末には65%と大幅に低下し、来年には56%にまで引き下げる計画だ。
申然鐏 ysshin@donga.com






