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米国、新しい経済チーム発足

Posted December. 11, 2002 11:19,   

米国が「強いドル」政策を諦めるだろうか。

国際為替市場が米国の新任財務長官に指名されたCSXのスノー会長を見守っている。スノー会長は退任したポール・オニール元財務長官と同じく「弱いドル政策」を好む財界出身。アルミニウム企業のアルコアを経営したオニール元長官は、クリントン政権時代から維持してきた強いドル政策に手はつけていないが、ドル安に対し積極的に防御もしなかった。

▲模様眺めの国際為替市場〓ドルは今年になって円に対しては6.8%、ユーロに対しては13%も下落した。ブッシュ米大統領がスノー会長を財務長官に指名したことが知られた9日、米ドル安ががさらに進んで、122.71円に取引された。先週末ニューヨーク市場では1ドル123.58円に取引された。

ドル安は経済チームの更迭が為替政策の失敗のためではないという分析が力を得て10日、市場は模様眺めとなった。鹽川正十𩒐日財務相などの日本為替市場の専門家は「米国の政策には変化がないだろう」と期待しているが、スノー指名者の初発言が出るまで、市場は不安な模様眺め姿勢を維持するとみられる。

▲米政策チームの色〓伝統的にウォル街で経歴を積んだ金融専門家出身の財務相は強いドルを追求し、製造メーカーの経営者出身財務相は弱いドルを好んできた。前者がが株式、債権などの米投資資産に対する需要を増やす反面、後者は製造メーカーの輸出に役立つため。9日ドル安が進んだのは、スノー指名者もオニール元長官と同じく、このような製造メーカーからの強いドル政策放棄の要求に背を向けることはできないだろうという分析によるものだった。

しかし、スノー会長と並んでウォル街の信頼の厚いスティーブン・フリドマン元ゴールドマン・サックス会長が経済補佐官に指名されたことから、このような「政策の偏り」はひどくはならないだろうという見通しもある。

▲今後のドルの動き〓下半期に入って米株式市場は相次ぐ下落で悩まされているが、ドルには大した動きはない。国際金融市場の不安定性が大きくなったことによって、日本及び欧州の経済が低迷から回復できないことから、国際投資家がドル建て資産を求めているためだ。

しかし、米国の「イラク叩き」が結局戦争になると状況は変わる。国際原油価格が跳ね上がり、短期的にドル安が進む可能性が高い。1991年の湾岸戦争の時も、原油価格の上昇は米景気低迷への恐れを深め、結局はドル安につながった。もちろん戦争が米国の意図通りに短期戦で終わると、ドルは直ちに元にもどると思われる。

中長期的に最も大きな影響要因はスノー・フリドマン経済チームが景気活性化政策を成功裏に行うかどうかである。今回の財務長官交替は財政赤字拡大を辞さなかった追加景気てこ入れ策のタイミングの逃したという評価に支えられた部分が大きい。減税を骨子とする新しい景気てこ入れ策が早期に効果を出すほど米経済に対する信頼が高まり、ドル高が進むとみられる。



朴來正 金承眞 ecopark@donga.com sarafina@donga.com