Go to contents

インターネット中傷に目を光らせる選管サイバー班

インターネット中傷に目を光らせる選管サイバー班

Posted November. 29, 2002 23:21,   

「前方にアイディ○○○出現!」

29日午前、京畿道果川(キョンギド・カチョンシ)チュンアン洞にある中央選挙管理委員会ビルの地下1階B102号のサイバー専門監視班。

広い講堂ぐらいの広さをしたここでは、最近「銃声なき戦い」の真っ最中。

今回の大統領選では、過去と違って違法、不正選挙の主な形がオンラインに移っているからだ。

時折、コーヒーカップのぶつかる音だけが聞こえてくる程度の静かな事務室だが、モニターを見つめる職員たちの目からは、まるで最前線の哨兵を思わせるほどの鋭さが伝わってくる。

9月初めから3カ月、15人の「隊員」たちとともに「サイバーゲリラ」を一掃するための作戦を続けているため、休日はもちろん昼夜を忘れたサイバー専門班の安東源(アン・ドンウォン、42)係長は、この戦場の最前線を取り仕切る小隊長だ。

安係長の一日は、午前8時半頃に作戦会議が終わった後、モニターを点けることから始まる。

選管委の掲示板はもとより、各政党、候補者、マスコミ各社、大規模ポータルサイトなど、50あまりのサイトから、候補者への中傷や政治的悪宣伝、偽りの事実を流すなどの行為が行われているかについて、ひとつひとつ目を通している。

安係長ら15人の職員が直接管理するサイトだけで、なんと300あまり。

市、道、区、郡の選管委に所属するサイバー取締り班まで合わせると、全国で760人のスタッフが3000を超えるサイトを抜け目なく監視している。地方のサイバー取締り班は、職制の上では別組織となっているが、業務的には安係長の指揮を受け、有機的に動く編制を維持している。

選管委のサイバー監視班は、97年の大統領選にはなかった組織で、昨年10月に創設した。

中央はマスコミ各社、党本部、大規模ポータルサイトを中心に、地方は政党支部、地方の市民団体、地方のマスコミなどに手分けして監視活動を行っている。

中央の場合、サイトごとに夜の間に上がってくる意見だけでも平均200〜1000件あまり。

15人のスタッフが一日に目を通す意見は、少なくとも6万件を超える膨大な分量である。

たいてい「親日派○○○」「赤の○○○」といった、単発性の中傷文が主流を成しているが、特定のネチズンの場合、30を超えるホームページに70回余りにわたって偽りの事実を流すなど、組織的な行為もかなりの数にのぼる。また、数十件もの回答が、一定時間に一斉に上がってきては、掲示板を「塗り固める」行為も増えている。

安係長は「一目で中傷、偽りの事実の可否が分かるものもあれば、最後まで正確に読まなければ判断しにくいものも多い」としながら「とりわけ、サイバー論客の文章は、内容も多く表現も巧妙なため、時間がかかる」と語った。

摘発された文章は、当該サイトの運営者に削除を求めたり、場合によっては警察や検察に捜査を依頼する。このようにして処理する件数だけでも、一日平均200件あまり。今年1月から今月末まで告発、削除、または捜査を依頼した件数だけで7200件あまりにのぼる。しかし、法定選挙運動期間に入ったため、一日の平均処理件数は、少なくても2倍以上急増すると見込まれている。

夕食以後は、昼間、摘発した掲示文に対する処理公文を作成する時間。運営者にメールで送る場合もあるが、インターネットの特性上、選管委のメールすら信じない人が相当数にのぼり、結構時間のかかる作業である。

安係長は「私の意見に何か問題があるのか」「正当な表現の自由も侵害するのか」といったネチズンの電話やメールによる抗議に一々応えていると、夜の12時を超えることが多い。選挙運動の重心がインターネットの方に移り始めてから、業務量が爆発的に増えている」と語った。



sys1201@donga.com