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「休暇明けの後遺症」早めに治療を

Posted August. 11, 2002 22:17,   

全身がだるくて眠い。一日中頭がぼうっとして仕事が手につかない。消化も悪く、微熱がある。

Hグループの李某課長(38)は、休み明けから1週間以上経った今なお、無気力症に悩まされている。このように、リフレッシュのための休暇が終わって、かえって疲れと消化不良などの後遺症に悩まされる人が多い。

これは、休暇期間中に合わされていたバイオリズムが、再び社会生活に適応する過程で生じる現象。ほとんどのサラリーマンは1、2日もあれば、バイオリズムが休暇前の状態まである程度戻り、1、2週間で完全に回復する。ところがひどい場合、激しい後遺症が何週間も続き、仕事にも支障をきたす。これを放っておくと慢性疲労、うつ症などに発展することもある。

とくに台風、ゲリラ性の豪雨、猛暑、熱帯夜などが入れ替わりで訪れるこの頃は、体が環境に自ずと適応する「自動システム」にトラブルが起こりがちで、このため、休暇明けの後遺症が悪化する可能性がある。

休暇明けの後遺症を予防するためにはまず、休暇の残り1、2日間は十分休みを取って、休暇前の睡眠時間に合わせて生活しなければならない。

すでに休暇が終わっている場合は、仕事に復帰してから1週間くらいは、バイオリズムを社会生活に適応させる努力をしなければならない。この間は、日課後の飲み会や食事会などは避けた方が良い。現在、後遺症に悩んでいるならば、少なくても1週間くらいは夜遅くまで酒を飲むのは避けるようにする。

バイオリズムを回復するためには、1日7、8時間の睡眠を取るようにして、休む前の睡眠習慣を取り戻すようにする。

体の疲労回復能力も高めなければならない。そのためには、水をたくさん飲み、果物や野菜を摂るようにした方が良い。ビタミン剤を飲むのも役に立つ。

とりわけ、時差が3時間以上もある外国旅行から帰った後は「時差ぼけ」になりがちだ。ヨーロッパやアフリカなど西側の国を旅行した場合、体の適応力がさらに落ちてくる。この時、疲れたからといってコーヒーや炭酸飲料をたくさん飲むと、中枢神経が刺激され疲労感が増し、なかなか寝つけなくなる。

時差ぼけに悩んでいるなら、寝る前にメラトニンを飲むことで効果をみることもある。メラト人は元来、脳から夜中に分泌されるホルモンで「天然の睡眠薬」とも呼ばれる。一部の医学者は、メラトニン製剤を飲むとがん、心臓病などを予防し、体の免疫力を高める一方、性機能の強化をはかることができると主張しているが、まだこの部分については異論がある。ただ旅行後の時差ぼけには効果が認められている。メラトニンの効果と容量は個人によって異なり、目覚めた後にもうろうとした感覚や、悪夢を見るなどの副作用がある。

しかし、休暇明けの後遺症が2週間以上続き、全身がだるくなったり痛む場合には、他の病気の可能性もあるので医者に診てもらったほうが良い。日ごろの病気に気づかず、休暇を機にバイオリズムが変わったことで、症状が悪化して現れる場合もあるからだ。

◆アドバイス〓延世大学医学部新村セブランス病院家庭医学科 カン・ヒチョル教授、ウルチ大病院家庭医学科 チェ・ヒジョン教授



李成柱 stein33@donga.com